【巨人】井上温大、勝ち投手の権利まであとアウト１つで降板 ２死から連続四球→適時打許す

５回途中、降板する井上温大（カメラ・清水　武）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　巨人―ヤクルト（３日・東京ドーム）

　巨人の井上温大投手が５勝目を目指して先発。１回に２点を奪われたが、岸田行倫捕手の逆転３ランなどで４点の援護をもらったが、勝ち投手の権利目前の５回２死から１点を失い、降板となった。

　井上は１回２死から山田哲人内野手を四球で歩かせると、４番・村上宗隆内野手にバックスクリーン左に飛び込む２０号２ラン本塁打を浴びた。

　打線は２回、先頭の大城卓三捕手が、ヤクルトの先発・高橋奎二投手から遊撃内野安打で出塁。５試合ぶりにスタメン出場の坂本勇人内野手が、左翼フェンス直撃の二塁打で続き無死二、三塁とチャンスを広げると、岸田行倫捕手が、左翼スタンドに飛び込む値千金の４号３ランを放ち、一気に逆転に成功した。

　井上は３回、長岡秀樹内野手を二塁内野安打で出し、２死から、第１打席で２ランを打たれた村上宗隆内野手に四球を与え一、二塁とピンチを迎えたが、ここはオスナ内野手を空振り三振に打ち取り、踏ん張った。

　追加点がほしい巨人は３回２死から、ここ２試合ヒットがなかった岡本和真内野手が左翼線二塁打を放つと、大城卓三捕手が２打席連続ヒットとなる右前タイムリーを放ち、二塁から岡本和が生還し４点目を挙げた。

　井上は５回、連続空振り三振で２死を取ったが、２ランを浴びた１回と同様に山田に四球、村上にも四球を与え２死一、二塁とピンチを作り、オスナ内野手に左前タイムリーを打たれ、勝ち投手の権利まであと１死のところで降板。２番手で船迫大雅投手が登板し、中村を一飛に打ち取った。