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3失点のGK小久保「すごい悔しい」次の目標はA代表「ピリオドを打って、次のステージに向かいたい」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月3日 22時25分

◆パリ五輪 第8日 ▽サッカー男子・準々決勝 日本0―3スペイン(2日、リヨン競技場)

 男子の日本は2日の準々決勝でスペインに0―3で敗れ、2大会連続の4強入りを逃した。日本史上初の24歳以上のオーバーエージ(OA)不在で8強に進出したが、OA3枠をフル活用し、高い技術を誇る相手に完敗。0―1の前半40分にFW細谷真大(22)=柏=がゴールネットを揺らしたが、VAR判定でノーゴールに終わる不運もあり、準決勝で敗れた東京五輪に続き、2大会連続で優勝候補に敗れた。

 今大会主役のGK小久保は、悔し涙で五輪のピッチに別れを告げた。1次リーグ3戦無失点も、スペイン戦は3失点。先制点、2点目はいずれもボールを手に当てたが、相手のシュートの強さが上回った。「すごい悔しい。最後にこういう形で足を引っ張ってしまった。いい終わり方ではなかった」と唇をかみしめた。

 それでも、1次リーグ3試合で好セーブを連発。“国防ブライアン”と評された身長193センチの大型GKは、失点場面以外では、持ち味の反応の速さを生かしたシュートストップを見せた。戦い全体を振り返り「自分たちがやれることはできたので悔いはない」と堂々と言い切るほど、濃密な時間を過ごした。

 小学時代にプレーしていた柏エフォートでは足の速さを生かした快足ストライカーだった一方、トーナメント大会では体格と身体能力の高さを買われて“PKストッパー”を任された。小学5年の終わりに、業務提携している柏レイソル主催のGK講習会に参加。すると身長170センチ近い小久保の潜在能力が目に留まり、GKで柏U―15のセレクションに合格。転向を決断した。「目立たないところでチームを支えられるのがやりがい。中学3年から公式戦に出られるようになってから楽しくなり、GKになって良かったなと思います」。運命を変えたポジション転向から、今や近未来のA代表の守護神候補にまで上り詰めた。大会を終え小久保も「ピリオドを打って、次のステージに向かいたい」と高みを見据える。次はA代表のピッチで、日本のゴールマウスを守り抜く。(後藤 亮太)

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