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期待の左腕制球難に阿部監督バッサリ「いや、ひどいですよね。その一言です」

スポーツ報知 / 2024年8月4日 5時15分

5回途中で降板する井上温大(右は阿部監督、カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ 巨人8―4ヤクルト(3日・東京ドーム)

 我慢が限界に達した。阿部監督は先発・井上温大の交代を決断してベンチを出た。4―2の5回、2死から山田、村上に連続四球の後、オスナの左前適時打で1点差。ここで船迫にスイッチした。勝利投手の権利まであと一人だったが、4回2/3を97球4四球で3失点の内容に「いや、ひどいですよね。その一言です」とバッサリ。船迫が中村を一飛に抑えて継投が成功した。

 初回は2死から山田に四球を与えた後、村上に先制2ランを浴びた。チームは4連敗中。「いきなり四球出してポコーンてホームラン打たれて。また変な流れになってきちゃったなと思いながら見ていた」という状況で、2回に岸田が逆転3ランを放った。制球に苦しみながら粘り、5勝目の権利が見えかけたところで再び5回に自滅。村上との再戦も四球に終わった。

 「四球を絡めた失点が良くなかった」と反省した井上。試合後、内海投手コーチからは「先発ローテで回る以上、調子が良いとか悪いとか関係なくチームを絶対に勝たせるんだという強い気持ちを持って投げることが一番大事」と指摘されたという。阿部監督が交代させた意味を受け止めて修正したい。(片岡 優帆)

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