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早田ひな、銅メダル!左手首痛を乗り越えうれし涙 伊藤美誠に続く日本勢2大会連続…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月3日 21時44分

第2ゲーム、得点しガッツポーズの早田ひな(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第9日 ▽卓球(3日、パリ南アリーナ)

 女子シングルス3位決定戦が行われ、世界ランキング5位で第3シードの早田ひな(日本生命)が銅メダルをつかんだ。同8位の申裕斌(シン・ユビン)=韓国=を下した。2日の準決勝では同1位の第1シード・孫穎莎(そん・えいさ)=中国=にストレートで敗れたが、21年東京大会の伊藤美誠(スターツ)に続く日本勢同種目2大会連続の表彰台入りを果たした。

  早田は左の肘から手首にかけてテーピングをして試合に臨んだ。第1ゲーム、強烈なフォアハンドで攻めたが9―11で落とした。

 第2ゲームは相手に先行を許しながらタイミングを外す攻めで6―5と一時は逆転。ジュースに突入し13ー11で取り返した。

 第3ゲームは7-10から強烈な回転のスマッシュを駆使、5連続ポイントで逆転で12ー10と奪取。

 第4ゲームは相手の動きを読む攻撃で終始リード。中盤の3連続ポイントが効いて11ー7でものにしてメダルに王手をかけた。

 第5ゲーム。序盤でリードを奪われたが3連続ポイントで6-6と同点。互いに3連続ポイントを奪い合ったが10―12で落とした。

 第6ゲームは中盤4連続ポイントで相手を突き放したが、相手に3連続ポイントを許してタイムアウト。その後は振り切って試合を決めた。試合後はコーチと抱き合い、号泣。左手の痛みにも耐えて栄冠をつかんだ。

 21年東京五輪は代表権に届かず補欠で同行。22年から始まったパリ五輪の選考レースで首位を独走し、1番手で、シングルス、団体、混合ダブルスの3種目での初の代表権をつかんだ。「卓球を4歳から始めて、夢だった舞台。パリ五輪で金メダルを取るためにどうしていくか、それだけを考えて行動したい」と決意をにじませていた。

 パリでは最初の種目で張本智和(智和企画)と組む混合ダブルスで北朝鮮のペアに敗れ、初戦敗退。それでも一夜明けたシングルス初戦から着実に勝ち上がってきた。だが、2日の準決勝は左腕に黒のテーピングを施してプレーし、試合後に1日の試合で左手首に違和感が生じ、痛めており、棄権も考えていたことを明かした。3位決定戦に向けて「状態は100%ではなかった。でもやれることは最大限やって、この結果どういう状態で臨めるか分からないが、明日の試合は勝つしかない」と語っていた。

 ◆早田 ひな(はやた・ひな)2000年7月7日、北九州市生まれ。24歳。福岡・希望が丘高卒。4歳から石田卓球クラブ(現・石田卓球N+)で競技を始める。21年アジア選手権で日本勢47年ぶりの3冠達成。17~23年世界選手権個人戦は女子ダブルス(銅、銀、銀、銀)、21年混合ダブルス銀、23年シングルス銅。18年、22年、24年団体戦銀。23年全日本選手権3冠。167センチ。左シェークドライブ型。

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