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「エペジーーン」生みの親 見延和靖「昨日と今日に、何か変化を加えるのが僕の生きるテーマ」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月3日 21時13分

銀メダルを獲得し記念撮影する(左から)見延和靖、加納虹輝、山田優、古俣聖(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 第8日 ▽フェンシング(2日、グランパレ)

 フェンシングの男子エペ団体決勝で、21年東京五輪金メダルの日本(加納虹輝、山田優、見延和靖、古俣聖)はハンガリーに25―26で敗れ、銀メダルを獲得した。2連覇は逃したが、日本は今大会、加納虹輝(JAL)がエペ個人で金、女子フルーレが団体銅メダルを獲得しており、3つ目のメダルとなった。

 決勝戦は、ベンチから声を張った。フェンシング日本代表で唯一の3大会連続出場、見延和靖(ネクサス)は、37歳で迎えたパリ五輪で団体銀メダルを獲得。「諦めずに、メンバー3人とも必死に戦う姿が見れたので、非常にいい試合ができた」。頼もしい後輩たちに、賛辞を贈った。

 16年リオ五輪は出場すらかなわなかった団体。15年に日本勢で初めてW杯を個人で制すると、背中を追って加納虹輝(JAL)らが台頭した。21年東京五輪では「じーーんと感動させるチーム」に込めた合言葉「エペジーーン」を日本中に広めた。初の金メダルと共に、フェンシング人気の向上に貢献してきた。

 「昨日と今日に、何か変化を加えるのが僕の生きるテーマ」。約1年前からは、かみ合わせから来る体の不調軽減のため、歯科矯正を始めた。歯科医からは「リスクがあるからやめた方がいい」と言われたが「引退してからリスクとって、何か意味があるのかな」。迷わず着手し、以前から悩まされた肩の痛みなどが軽減された。

 飽くなき向上心。決勝後は「今のところやるつもり。怪我をしない限りは」と、軽やかに現役続行を宣言した。加納が団体メダルについて「喜びも4倍」と言うと、「エペジーーンってことですよ。これが、団体にこだわる理由」としみじみ。男子エペの第一人者は、チーム愛にあふれていた。(大谷 翔太)

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