1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

卓球女子・早田ひなが涙の銅メダル「自分を信じて最後まで…」左手に痛み止め注射打って死闘制した…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月3日 21時54分

勝利し、涙の早田ひな(対戦相手は韓国代表・申裕斌)(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第9日 ▽卓球(3日、パリ南アリーナ)

 女子シングルスの3位決定戦が行われ、世界ランキング5位で第3シードの早田ひな(日本生命)が銅メダルをつかんだ。同8位で第4シードの申裕斌(シン・ユビン)=韓国=を4―2で下した。2日の準決勝では同1位の第1シード・孫穎莎(そん・えいさ)=中国=にストレートで敗れたが、21年東京大会の伊藤美誠(スターツ)に続く日本勢同種目2大会連続の表彰台を果たした。

 マッチポイントで、相手のフォアがネットをたたくと、早田は叫び声を上げ、そのまましゃがみ込んだ。両手で顔を覆い、苦しかった試合を歓喜で締めくくった。試合後のインタビューで痛み止めの注射を打ったことを明かし、「自分を信じて最後までやりました」と涙声で語った。

 両者が1ゲームずつを奪いあった第3ゲームが、メダルを分けた。最初に、申裕斌にゲームポイントを握られた。8-10とリードを許し、このゲームを落とすと、流れは完全に相手に傾く。しかし、早田は、そこで踏ん張り、連続で4点を奪い逆転で第3ゲームをもぎ取った。

 前日に続き、左上腕部にはテーピングが張られていた。前日は黒だったが、この日は目立たないベージュ。決して万全ではないのは明らかだった。しかし、申裕斌とのラリー戦を死力で制し、ゲームカウント4-2の末に銅メダルを獲得した。

 21年東京五輪は代表権に届かず補欠で同行。22年から始まったパリ五輪の選考レースで首位を独走し、1番手で、シングルス、団体、混合ダブルスの3種目での初の代表権をつかんだ。「卓球を4歳から始めて、夢だった舞台。パリ五輪で金メダルを取るためにどうしていくか、それだけを考えて行動したい」と決意をにじませていた。

 パリでは最初の種目で張本智和(智和企画)と組む混合ダブルスで北朝鮮のペアに敗れ、初戦敗退。それでも一夜明けたシングルス初戦から着実に勝ち上がってきた。だが、2日の準決勝は左腕に黒のテーピングを施してプレーし、試合後に1日の試合で左手首に違和感が生じ、痛めており、棄権も考えていたことを明かした。3位決定戦に向けて「状態は100%ではなかった。でもやれることは最大限やって、この結果どういう状態で臨めるか分からないが、明日の試合は勝つしかない」と語っていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください