湘南ボーイズ、早川幸汰が３安打３打点とチームをけん引…エイジェックカップ選手権大会

３打数３安打３打点と活躍した早川

◆エイジェックカップ第５５回日本少年野球選手権大会　▽２回戦　湘南ボーイズ（神奈川）６―２小松ボーイズ（北陸）（８月３日・大阪シティ信用金庫スタジアム）

　過去３度の優勝を誇る湘南ボーイズが２回戦で小松ボーイズを下し、２年ぶりに３回戦に進出した。

　初回１死二塁で３番・早川幸汰（３年）が左前に先制タイムリー。早川は２回２死二塁では左中間二塁打、４回の第３打席では無死二塁から右翼線にタイムリー二塁打。３安打３打点とチームをけん引した。

　「２打席目、３打席目はうまう打てました。チャンスを楽しもうと思っています。緊張したことはありません」と語る強心臓の男はヒットを量産した。

　本来は二塁手も、この日は一塁手で先発出場し、途中から中堅手へ。田代栄次監督（４７）は「（守備位置は）他の選手の兼ね合いでね。（早川は）軸になる選手なので」と全幅の信頼を寄せている。

　“最弱世代”と言われてきたが、最後の夏で全国大会出場を決めた。指揮官は「やっとまとまりがでてきたかな。この位やってくれないと困るけどね」と手応え。早川はナインの思いを代弁する。「最後は開き直りですね。監督にも『開き直れ』と言われているので…」。全国の舞台で湘南が一戦一戦、力を付けている。