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【女子野球】佐々木麟太郎「後悔しないようなプレーを」 妹の甲子園決勝を応援も花巻東準V

スポーツ報知 / 2024年8月4日 6時0分

6回1死二塁、花巻東・佐々木秋羽が空振り三振に倒れ苦笑い(カメラ・馬場 秀則)

◆第28回全国高校女子硬式野球選手権▽決勝 花巻東0―3神戸弘陵(3日・甲子園)

 第28回全国高校女子野球選手権は3日、甲子園で決勝が行われ、神戸弘陵(兵庫)が花巻東(岩手)を3―0で下し、2年連続4度目の優勝を果たした。今春の選抜大会を2連覇しており、史上初の2年連続春夏連覇を達成。花巻東は守備や走塁のミスが響いた。同校から米スタンフォード大に進学し、休養で一時帰国していた佐々木麟太郎(19)も観戦に訪れ、妹で主将の秋羽(しゅう、3年)の雄姿を見守った。

 気丈に振る舞っていたその表情が、泣き顔に変わった。準優勝に終わった花巻東・佐々木秋羽主将は、家族への思いを問われると「野球をやらせてくれてありがとう、と…」と、こらえきれずに涙。高校進学時、一度は反対しながら最後は意思を尊重してくれた、父で同校男子野球部・洋監督(49)へ感謝した。

 この日は3打数無安打。2点を追う6回1死二塁では空振り三振に抑えられたが、「自分のスイングはできました」。3年間を振り返り、「みんなと、ここまで野球をやれて楽しかった」と再び目を潤ませ、進路については「野球を続けて、上の舞台で活躍できる選手になりたい」と話した。

 昨夏甲子園8強メンバーで、米スタンフォード大に進学する秋羽の兄・麟太郎も、一時帰国の日程を早めて応援に駆け付けた。前日の夜に少し話したことを明かし、「後悔しないようなプレーをするように」と激励された。男子野球部も2年連続となる夏の甲子園出場を決めており、「仲良くしている後輩もいる。応援しています」とエールを送っていた。(有吉 広紀)

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