元レスリング日本代表のネルソンズ・青山フォール勝ち、東洋大後輩・鏡にエール「１００％金がとれそう」

イベントに出席したネルソンズの和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助

　元レスリング日本代表で、お笑いトリオ・ネルソンズの青山フォール勝ちが３日、都内でよしもとアカデミー「夏のスペシャルオープンスクール」の取材会に出席し、パリ五輪でレスリング女子７６キロ級に出場する鏡優翔（ゆうか）にエールを送った。鏡は東洋大の後輩に当たり、「１００％金メダルがとれそうな気がする！　ぜひ日本に持って帰って欲しい」と期待した。

　青山は松江工時代にＪＯＣジュニアオリンピックカップで優勝、大学時代は北京五輪の最終選考まで残るなど異色の経歴を持つ。芸人になった今でも約１０年間、「トイカツ道場」でキッズレスリングの指導を行い、教え子がＵ―１５の大会などで今年優勝したという。

　青山が数年前、ＳＮＳで「誰か（指導を）手伝って欲しいです」と投稿したところ、大学の後輩ながら面識がなかった鏡から「興味があるんで、機会があればやりたいです。今、現役なので、機会があればメッセージをさせてもらいますね」と返信をもらったという。当時は「そんなに強い選手とは知らなくて、『いい後輩がいるな～』という感じだったんですが、その後、めちゃくちゃ強い選手だと知りました」と明かした。

　約１年前には、鏡の応援にも駆けつけた。「あんなに華がある選手はいない。もうファンです」と述べ「本人的にもレスリング界を盛り上げたいという気持ちがあるみたい。練習風景とかをみてもいい顔をしてるんですよね。人を大事にする選手」と熱弁した。

　レスリング女子最重量級となる７６キロ級で日本勢が金メダルをとったことはない。「取ったらよりレスリングが盛り上がる。楽しみですね」。頂点に立ったら何かお祝いするのかと問われると「後輩なんで、あんまりお金はかけたくないですね～（笑い）」と即答し、報道陣の笑いを誘っていた。

　◆青山フォール勝ち（あおやまふぉーるがち）　本名・青山久志。１９８６年１月１９日、島根県松江市生まれ。３８歳。４歳からレスリングを始め、東洋大法学部で大学選手権３位。２０１０年に同級生の和田まんじゅう、岸健之助とネルソンズを結成。１６年に青山久志から、レスリングに寄せた現在の芸名に改名。１７８センチ、７０キロ、血液型Ｂ。