なでしこＤＦ熊谷紗希「今は何も言えない」去就明言せず チーム最年長、唯一の１１年Ｗ杯Ｖメンバー

◆パリ五輪　第９日　▽サッカー女子・準々決勝　日本０―１米国（３日・パルク・デ・プランス競技場）

なでしこジャパンは米国に延長戦の末に０―１で敗れた。延長前半に失点した。

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　主将を務めるＤＦ熊谷紗希が試合後、自身の去就について「正直、今は何も言えない」と明言を避けた。

　熊谷は現メンバーで唯一、１１年Ｗ杯優勝を知る選手。Ｗ杯決勝では米国とのＰＫ戦で、優勝を決めるＰＫを決めた。１２年ロンドン五輪銀、１５年カナダＷ杯準優勝を経験し、その後はなでしこの低迷期を支え続けた。

　チーム最年長で迎えた今大会は、フィールド選手で唯一、全４試合にフル出場した。「正直、やっていて手応えしかなかった。この人たちにはかなわないと思う相手はいなかった。どの相手と戦っても、そう思えるところまではきていると思う」とチームの成長に手応え。一方で「そこから本当に一歩、その先が壁になっていることは間違いない。その壁を乗り越えるためにやるべきことを各々がチームとしてもう一回、次の世界大会に向けてやっていくしかない」と語った。

　次回の国際大会は、２７年ブラジルＷ杯となる。「私を抜いたら、みんな全然若いので。まだまだ未来あるチームだと思う。なでしこジャパンの未来は明るいと思ってもらえるように、結果を出し続ける集団になり続けるべきかなと思います」と振り返った。