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「あうんの呼吸」互いの考えがわかる シダマツの勝因を陣内貴美子さんが解説…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月4日 10時0分

◆パリ五輪 第9日 ▽バドミントン 女子ダブルス(3日、ポルトドラシャペル・アリーナ)

 女子ダブルスの3位決定戦が行われ、初出場の世界ランキング4位・志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)は、同12位のムラリタラン・ティナー、ペアルイ・タン組(マレーシア)を下し、銅メダルを手にした。同種目の日本勢では、12年ロンドン大会銀の藤井瑞希、垣岩令佳組、16年リオデジャネイロ大会金の高橋礼華、松友美佐紀組に続く3組目の表彰台。“お家芸”種目で2大会ぶりに日本勢がメダルを手にした。92年バルセロナ五輪代表の陣内貴美子さんが、ワタガシペアの勝因を解説した。

 銅メダルを賭けた大一番で、志田選手、松山選手2人の良さが存分に出ていた、本当に素晴らしい勝利でした。悔いのない試合をするという気持ちが表れ、どんな球でも相手コートに返すという執念が見えました。笑顔も見せながら、最後まで集中力も切れませんでした。

 どのプレーがよかったということではなく、シャトルを打つコースやどこに位置取るかなど、互いの考えがあうんの呼吸でわかっていました。長年ペアを組んでいるとパートナーの調子や状態は表情だけで伝わります。

 初出場同士の対戦で、相手は強豪を破って勝ち上がってきましたが、日本には先輩たちがこれまでメダルを獲得してきたという歴史があり、シダマツには「自分たちも続いていく」という気持ちがあったでしょう。こうして更に歴史は作られていくんだと改めて感じましたし、日本の女子ダブルスは強いんだということを世界に発信できたと思います。

 2008年北京五輪でスエマエ(末綱聡子、前田美順)が準々決勝で世界ランク1位の中国ペアに勝ってベスト4になり、そこからフジカキ(藤井瑞希、垣岩令佳)の12年ロンドン銀、タカマツ(高橋礼華、松友美佐紀)の16年リオ金へと“タスキ”をつないできました。シダマツが今後、さらにステージを上げるための自信となる銅メダルだったと思います。(1992年バルセロナ五輪女子ダブルス代表)

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