「野球人生をかけて今年一年臨んでいる」巨人・菅野智之、２年ぶり２ケタ勝利…お立ち台

２年ぶりの１０勝目を挙げた菅野智之（カメラ・宮崎　亮太）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　巨人４―１ヤクルト（４日・東京ドーム）

　巨人が連勝で貯金を「９」とした。先発の菅野智之投手は、小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで７回５安打１失点、８９球の熱投でリーグトップタイ、２２年以来となる１０勝目を挙げた。通算９度目の２ケタ勝利で、９度以上は、球団９人目（ドラフト制以降入団では５人目）の快挙。

【巨人・菅野智之投手のヒーローインタビュー】

―２年ぶりの２ケタ勝利。心境は

「自分一人の力では勝てないので、いろんな人に感謝を伝えたいです」

―７回１失点。どう振り返るか

「ある程度満足してますけど、（５回の）あの１点は防げたと思うので、あそこは反省しないといけないんですけど、それなりのピッチングはできたと思います」

―２年ぶりの２ケタ勝利という数字については

「うれしいっちゃうれしいですけど、杉内コーチと内海コーチと、最低１５勝っていう目標をがあるので、そこまで頑張ります」

―去年は４勝と悔しいシーズンだった。復活の要因は？

「いろんな要因があると思いますけど、自分の覚悟が一番だと思います」

―覚悟、くわしく聞かせてもらえますか？

「えっ、ここで？（笑）　今年にかける思いが、今年ダメだったらっていうことを考えて、野球人生も長くないなっていうふうに思って、野球人生をかけて今年一年臨んでいるので、そういう気持ちです」

―今後に向けて

「まだまだ勝負は先になると思いますけど、今日みたいな試合がたくさんできると、秋には笑ってられるんじゃないかと思うので、僕も今日みたいなピッチングを続けられるように頑張ります」