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男子走り幅跳びの橋岡優輝が予選敗退 東京五輪6位入賞から飛躍ならず…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月4日 19時5分

◆パリ五輪 第10日 ▽陸上(4日、フランス競技場)

 【パリ(4日)=手島 莉子】男子走り幅跳びで、2021年東京五輪6位の橋岡優輝(富士通)は予選で敗退した。予選1回目はファウル。2回目は7メートル72、3回目も7メートル81と大きく伸ばせず、予選突破はならなかった。跳躍を終えると、コーチに肩を抱かれ、悔しそうに表情をゆがめた。

 東京五輪は6位入賞で、日本勢37年ぶりの大快挙。しかしメダルまでのわずか11センチが悔しかった。22年から拠点を米国に移し、男子100メートル世界選手権2大会連続ファイナリストで同学年のサニブラウン・ハキーム(東レ)と同じタンブルウィードTCで助走スピードの強化に励んだ。「トップ選手が常に周りにいる。練習への取り組み方、選手たちからの学びも多くありました。自分も自信が持てるようになる」と心身共に成長した。

 今大会へ向けては「この機会を逃したら4年後。そんなに僕も待てない。一番大きな目標のメダル獲得は絶対に成し遂げたい。(色は)一番良い色はみんな知っていると思うので、そこを狙います。誰よりも楽しめば結果はおのずとついてくる。最高の状態、楽しめる状態の体を作り上げていきたいと思います」と話していた。

 ◆橋岡 優輝(はしおか・ゆうき)1999年1月23日、茨城・つくば市生まれ。25歳。さいたま市立岸中で競技を始める。1年時は100メートル、2年時から障害や混成種目。東京・八王子学園八王子高から走り幅跳びに専念。日大へ進み、18年U20世界陸上金メダル。19年アジア選手権優勝、21年東京五輪6位。世界選手権は19年ドーハ8位、22年オレゴン10位、23年ブダペスト予選敗退。父・利行さんは棒高跳びの元日本記録保持者で、母・直美さんも元陸上選手。サッカー日本代表DF橋岡大樹(ルートン)はいとこ。

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