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東京五輪銀メダルの女子バスケがまさかの史上初未勝利で終戦 58―85でベルギーに大敗…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月4日 20時25分

◆パリ五輪 第10日 ▽バスケットボール女子1次リーグC組 日本58―85ベルギー(4日、リール=ピエール・モロワ競技場)

 1次リーグ最終戦が行われ、21年東京五輪銀メダルで世界ランク9位の日本は、同6位のベルギーに58―85と大敗し、3戦全敗で大会を終えた。パリ五輪では東京での成績を超える金メダルを目指したが、8強進出はおろか、6度目の五輪出場で初めて1勝もできず大会を去った。主将の林咲希(富士通)は「1勝したかったし、次に進みたかったなっていう気持ちはあります」と唇をかんだ。

 第1クオーターから相手に主導権を握られた。ゴール下では高さで勝るベルギー選手にシュートブロックされ、中、長距離でのシュートはことごとく外れる。第1Qでの3ポイント(P)はゼロ。7―19と12点差を付けられ、苦しいスタートとなった。

 第2Qは馬瓜エブリン(デンソー)、林咲希(富士通)の連続3Pなどで反撃。しかし、インサイドの攻撃が機能せず、23―39と差が16点まで広がってハーフタイムを迎えた。第3Q以降も差を縮められず終わってみれば27点差をつけられて敗れた。

 ライバル国に190センチクラスがズラリと並ぶ中、日本の平均身長は、173・6センチとひときわ小さい。サイズで劣る分、運動量、スピード、シュート力を武器に、総

力戦で世界に立ち向かってきた。日本の強みを最大限に生かすために掲げたコンセプトは「走り勝つシューター軍団」。2月の五輪世界最終予選では、スペイン、カナダと世界ランクで格上の2チームに勝って五輪切符を獲得。確かな手応えをつかんでいた。

 今回は、全員が五輪経験者。21年東京五輪銀メダルメンバーは9人で、吉田亜沙美(アイシン)は2016年リオ五輪以来、2大会ぶり。山本麻衣(トヨタ自動車)と馬瓜ステファニー(サラゴサ)は、前回大会3人制で出場。五輪を知る12人で頂点を目指した。

 五輪の初戦は8連覇を狙う女王・米国戦で76―102で完敗。次戦は同19位のドイツ戦で、得点源の山本麻衣(トヨタ自動車)が脳しんとうのため欠場。突破のためにも必ず勝利したかった1戦だったが、64―75で敗れていた。試合後、馬瓜エブリン(デンソー)は号泣。「みんなをプッシュすることができなくて、責任を感じています」と苦しそうに言葉を絞り出した。

 突破をかけた最終戦のベルギーは、21年東京五輪の準々決勝でも対戦し、林咲希(富士通)が終盤に3点シュートを沈めて大逆転勝利を収めていた。直近では7月21日に強化試合を行い、65―75で敗れていた。

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