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巨人・坂本勇人、復活へ目に焼き付けた映像 試合8時間前に球場入り 「やっぱり持ってる」阿部監督も絶賛

スポーツ報知 / 2024年8月5日 5時10分

8回、リードを広げる右前適時打放つ坂本勇人(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―1ヤクルト(4日・東京ドーム)

 誰もが待っていた。鋭い打球が右前で弾む。地鳴りのような本拠地の大歓声の中、坂本勇人内野手(35)は一塁ベース上で小さく右拳を握った。「いい場面で? そうですね。(大城)卓三もつないでくれたので」。6月14日の日本ハム戦(エスコン)以来、出場15試合ぶりの適時打。7月12日の1軍復帰後初タイムリーで試合を決めた。

 大城卓が中前打でつなぎ、迎えた2点リードの8回2死一、三塁。石山が投じた外角いっぱいの150キロに、上げた左足を踏み込み、はじき返した。2回以降は追加点を奪えず重苦しい展開が続いていた中での貴重な一打。阿部監督も「調子がどうだ、ああだと言っても、ああいうところで打てるので。やっぱり持ってますよね」と目を細める仕事だった。得点圏打率1割7分2厘と鳴りを潜めていた勝負強さを、2カードぶりの勝ち越しをかけた大事な一戦で発揮した。

 復調へのヒントの一つは、過去の自分にあった。3日のヤクルト戦は試合開始8時間も前の午前10時頃に球場入り。球団スタッフ数人と一室にこもり、パソコン5台を並べた。繰り返し目に焼き付けたのは、キャリアハイの打率3割4分5厘をマークした18年の打撃映像だった。

スタメン復帰で連勝 7月中旬に1軍再昇格後は「今は一番、何とかなるかな」と、ノーステップやすり足気味でコンパクトにスイング。全4安打が中堅から逆方向だった。3日の同戦では左翼フェンス直撃の二塁打を放つなど、広角に鋭い打球を打ち分ける姿が戻ってきた。

 坂本がスタメン復帰後のチームは2連勝。ペナント終盤の厳しい優勝争いを幾度となく経験してきたレジェンドは「一試合一試合がすごい大事なので。今日みたいにね、いいところで一本出るだけでもいいと思うので、頑張ります」と次を見た。本来の姿を取り戻しつつある坂本とともに、巨人が再加速する。(内田 拓希)

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