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バレー男子5日20時から4強入りかけイタリア戦 主将・石川祐希、感覚は「戻ってきている」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月5日 10時0分

イタリアを相手に4強入りへ石川祐の活躍に期待がかかる(カメラ・小林 泰斗)

 バレーボール男子は、5日にパリ南アリーナで準々決勝が行われる。1次リーグ(L)C組を1勝2敗の組3位で通過した世界ランク6位の日本は、B組1位の同2位・イタリアと対戦。4日はパリ近郊の体育館で調整した。4位だった1976年モントリオール大会以来、48年ぶりの4強入りへ鍵を握るのは、世界最高峰リーグのイタリア1部セリエAで9季プレーした石川祐希主将(28)=ペルージャ=の復調。72年ミュンヘン大会以来、52年ぶり金メダルにつなぐ活躍が期待される。

 エース・石川が奮起する。前回の東京大会で夢破れた準々決勝。日本時間5日午後8時に、相手は22年世界選手権を制した強豪のイタリアに決まった。主将は「ここからは負けたら終わりの一発勝負。しっかり勝ちきる準備をして臨んでいく」と覚悟をにじませる。

 1次Lは苦しんだ。7月27日のドイツとの初戦で2―3で敗戦。1勝1敗で臨んだ日本時間3日の五輪3度金の米国戦は、8強入り進出条件のセット(S)率で1Sを奪って1次Lを突破したが、完敗だった。攻守で機能しなかった石川は2Sを連取された後にベンチに下げられた。いつも2桁得点が当たり前のエースがわずか5得点。石川は「レセプション(サーブレシーブ)は崩され、打数も打てていない。流れを変えるプレーができなかった」と嘆いた。ただ、準々決勝に向けては「託してもらえるように」と立て直しを誓っていた。

 イタリアは、先発6人全員が世界最高峰リーグのイタリア1部で活躍するタレントぞろいだ。201センチのエース・ロマーノ、高橋藍(22)=サントリー大阪=と昨季、モンツァでチームメートだったガラシら高さも脅威の攻撃陣がおり、22年世界選手権MVPセッターのジャンネリが引っ張る。

 攻守の切り替えや対戦相手への対応力が高いのも特長で、イタリアで9季プレーし昨季は所属ミラノを3位に導いた石川のコート内での先導、指示が大事だ。昨年7月のネーションズリーグの3位決定戦で日本はイタリアを3―2で破り、史上初となる銅メダルを獲得。同国を誰よりも知る男がチーム最多21得点を挙げ、大会得点王にも輝いた。

 イタリア戦を目前に、気になる状態は「(感覚は)戻ってきている」と石川はいう。勝てば48年ぶり4強入りのイタリア戦。52年ぶり金メダルへの扉を開く、最終章が始まる。(宮下 京香)

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