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江村美咲は日本フェンシング界初のプロ選手 コロナ禍でも支えてくれた企業に恩返しの銅メダル…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月4日 22時55分

女子サーブル団体で銅メダルを獲得し感極まる江村美咲(カメラ・小林 泰斗)

 3日の女子サーブル団体3位決定戦で、世界ランク8位の日本は同1位の開催国フランスを45―40で破り、銅メダルを獲得。五輪のサーブル種目では男女を通じて日本勢初の表彰台となった。日本選手団の旗手を務め、金メダル候補ながら個人3回戦で敗退したエースの江村美咲(25)=立飛ホールディングス=は、最終第9ゲーム(G)に3点リードから勝負を決める雪辱の一突き。歴史を塗り替えた日本は3日連続、全3種目でメダルを手にした。

 江村が21年4月に、日本フェンシング界で初めてプロ選手として契約したのが、不動産事業の立飛ホールディングス(HD)だ。江村が世界選手権を初制覇した時には300万円、2連覇を飾った昨年は500万円の褒賞金などで話題となったが、村山正道・代表取締役社長は江村に親身に寄り添っていた。

 コロナ禍などでも自身を支えてくれた企業に「恩返しをしたい」という気持ちが強かった江村。1社だけの所属契約ではなく、スポンサー契約を選んだ。村山社長も快諾。「最後までうちは面倒を見る。契約はするけど、現役が終わってからの方が長い。(現役が)終わって何かやりたいのであればどうぞ、と」。快く背中を押した。

 「完璧主義」だった江村が悩んでいた時は、焼き肉店で人生の先輩として助言した。「人間には『余白』が大事だよと。フェンシングは心の勝負。そんな話をしました」。髪を金にして来社した際は「今風だな」と思いながら理由は聞かなかった。「何か変えたいんだろうなと。それがいい方向にいっていますね」と温かく見守った。定期的に本社を訪れ、報告に来るという。村山社長もメダルを首にかけた江村のがい旋を心待ちにしている。(大谷 翔太)

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