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メダルラッシュのフェンシング、東京大会時に若手だった選手たちが熟成 青木雄介監督「ピークは3、4年後だと思っていた」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月5日 6時35分

フェンシング女子サーブル団体銅メダルを喜び記念撮影する選手、スタッフたち(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第9日 ▽フェンシング(3日、グランパレ)

 フェンシング女子サーブル団体3位決定戦で日本は開催国フランスに45ー40で勝利し、銅メダルを獲得。五輪のサーブル種目で日本勢初の快挙を成し遂げた。

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 パリ五輪の代表選手発表会見時、青木雄介監督(51)は語った。「東京五輪の時もこのメンバーでベストを尽くすと言っていたが、あの時はまだ若く、ピークは3、4年後だと心の中で思っていた」。女子はサーブルの江村美咲(25)、フルーレの東晟良(24)、男子はエペの加納虹輝(26)にフルーレの松山恭助(27)。各種目のエースは、東京時はいずれも20代前半。3年を経て成熟し、新たに若手も入る好循環が生まれた。

 世界大会で実績を残してきたフェンシングは、スポーツ庁の「パリ重点支援競技」で柔道やレスリングと同じ最上位のSランクに位置する。年間80試合以上に派遣する協会としても、助成金を受けながら、財政問題は一番の課題だったという。特に東京大会後は円安の影響もあり、合宿地の変更や宿泊先も厳選。選手の自己負担もありながら、工夫をこらし海外遠征での実績を積んできた。

 女子サーブルは22年の世界選手権で団体初の銅メダルを獲得。前回、開催国枠で出場した男子エペはパリに自力で出場するなど、フェンシング界全体としての底上げに成功した。種目の垣根を越えた一貫した強化が、パリ五輪での飛躍につながった。(大谷 翔太)

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