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松山英樹が銅メダル!男子ゴルフ日本勢初の快挙 東京五輪4位の雪辱果たす

スポーツ報知 / 2024年8月5日 0時35分

銅メダルを獲得した松山英樹(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第10日 ▽ゴルフ(4日=最終日、ル・ゴルフナショナル=7174ヤード、パー71)

 男子の最終ラウンドが行われ、3打差4位から出た松山英樹(LEXUS)が銅メダルを獲得した。6バーディー、ボギーなしの65で回り通算17アンダー。女子では前回の東京大会で稲見萌寧が銀メダルを獲得しているが、男子では初の表彰台。銅メダルをかけたプレーオフの末に敗れて4位だった東京五輪の悔しさを晴らした。世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)が62をマークし、19アンダーで金メダル。トミー・フリートウッド(英国)が18アンダーで銀メダルだった。

 松山は2番パー3でティーショットをピン奥1メートルに突き刺しバーディーを先行。4番で残り151ヤードの第2打を2メートル半につけ、5番は7メートルをねじ込み、6番では129ヤードの第2打を3メートルに運び3連続バーディーで波に乗った。

 初日に単独首位発進、2日目もトップを守ったが、3日目はティーショットの安定感を欠き、スコアを伸ばせなかった。それでも最後まで粘り、優勝争いに踏みとどまった。「(金メダルの)チャンスがある位置で終えることができたので、最終日はいい一日にできるように頑張りたい」と話して迎えた最終日だった。

 2週前の全英オープンは冷たく強い海風が吹く苦手のリンクスで66位に沈んだ。ロンドンで調整を重ね、復調。7月29日の記者会見で「東京で、プレーオフで負けてメダルを取れなかった悔しさは今でも覚えている」と明言した。フランス入りするまで五輪に強い意欲を見せていなかったが「メダルに対しての思いは、他の競技を見ていてすごく感じるところはある」と本番会場を目の前にして勝負師のスイッチを入れた。

 「今年仲良くなった人が残念ながら五輪ではプレーできなくなった。その人の姿を見ていると、五輪でプレーすることはすごいことだと思った。出られなかった人たちの分も、しっかり頑張っていきたいと思う」。心を燃やし、日本代表のユニホームに身を包んだ。

 無観客だった3年前と対照的に、大勢のギャラリーの歓声を受けながら4日間を戦い抜いた。2021年にアジア勢で初めてマスターズを制した「世界の松山」が、再び日本ゴルフ界の歴史を塗り替えた。

 ◆松山 英樹(まつやま・ひでき)1992年2月25日、松山市生まれ。32歳。4歳からゴルフを始め、東北福祉大2年の2011年マスターズで27位となり日本人初のローアマを獲得。同年の三井住友VISA太平洋マスターズでアマV。プロ転向した13年にツアー史上初の新人賞金王。同年秋から米ツアーに本格参戦して14年に初V。米ツアー日本男子歴代最多9勝。17年6月に日本男子最高の世界ランク2位となった。180センチ、90キロ。家族は妻と1女。

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