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サニブラウン、日本勢92年ぶりの決勝進出なるか 準決勝は午前3時5分から…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月5日 1時21分

◆パリ五輪 第10日 ▽陸上(4日、フランス競技場)

 【パリ(4日)=手島 莉子】男子100メートル準決勝に、世界選手権2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)が3組5レーンで出場する。同じ組には22年世界選手権(オレゴン)金のフレッド・カーリー(米国)、21年東京五輪銅のアンドレ・ドグラス(カナダ)らトップ選手が集う。準決勝は全3組で、各組上位2選手、3着以下はタイム上位2選手が決勝に進む。

 決勝進出となれば、1932年ロサンゼルス五輪6位で「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳以来、日本勢92年ぶり。決勝に進んだ場合、レースは1時間50分後というハードスケジュールだ。

 3日の予選は、16年リオ五輪で山縣亮太が出した10秒05を越える五輪日本人最速記録の10秒02で難なく突破。快挙にも「大丈夫です、もう気にしなくて。もうどんどん上がるんで」と余裕の表情で、状態も「悪く無いッすね。(調子は)今年一番良いかも」と話していた。

 200メートルで出場し、予選敗退した東京五輪から3年。世界大会の経験を十分に積み、今大会の目標は「メダルラインに届きたい。金メダルをとりたい」。夢への大きな一歩となるか。

 ◆サニブラウン・ハキーム 1999年3月6日、東京都生まれ。25歳。小学3年から陸上を始め、東京・城西高2年時の15年7月、世界ユース選手権で100&200メートル2冠。17年は日本選手権の両種目を制し、世界選手権で200メートル決勝に大会史上最年少で進出。同年9月に米フロリダ大に進み、19年6月の陸上全米大学選手権で9秒97の日本新(当時)を樹立。21年東京五輪は200メートル予選敗退。22年世界陸上で日本勢90年ぶりの世界大会決勝に進み7位。23年世界陸上6位。190センチ、83キロ。家族はガーナ人の父と日本人の母、弟。

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