４００Ｍは日本勢３人ともに敗者復活レースへ 予選でいずれも自己ベストに及ばず…パリ五輪

予選に出場した（左から）佐藤風雅、佐藤拳太郎、中島佑気ジョセフ

◆パリ五輪　第１０日　▽陸上（４日、フランス競技場）

　男子４００メートル予選が行われ、期待の日本勢３選手はそろって敗者復活レースに回った。第１組で日本記録（４４秒７７）保持者の佐藤拳太郎（富士通）は４５秒６０の５着。第３組で日本歴代５位（４５秒０４）の中島佑気ジョセフ（富士通）が４５秒３７で６着。第６組で日本歴代３位（４４秒８８）の佐藤風雅（ミズノ）が４６秒１３６着となった。

　佐藤拳は、昨年のブダペスト世界選手権の予選で４４秒７７をマークし、高野進が１９９１年に出した４４秒７８の日本記録を３２年ぶりに更新した。佐藤風も同選手権の準決勝では日本歴代３位の好タイムをマーク。２２歳の中島は伸び盛り。近年、大きく飛躍している４００メートルでは個人種目に加え、２２年世界選手権（オレゴン）で４位に入った１６００メートルリレーにも期待がかかるが、予選ではいずれも自己ベスト記録に及ばず。敗者復活レースで復調が期待される。