フェンシング、史上最多メダル５個の快挙！ 日本に“新時代”到来 出場した全団体でメダル獲得 金２個、銀１個、銅２個…パリ五輪

◆パリ五輪　第１０日▽フェンシング（４日、グランパレ）

　男子フルーレ団体決勝が行われ、日本（敷根崇裕、飯村一輝、松山恭助、控え＝永野雄大）がイタリアを４５―３６で下して、同種目史上初の金メダルを獲得した。１２年ロンドン五輪の銀メダルを上回った。

　全種目が終了し、日本フェンシング界は男女通じて今大会メダル５個目をつかんだ。日本のメダル数は１大会過去最多となった。

　金メダルは男子フルーレ団体、男子エペ個人の加納虹輝（ＪＡＬ）、銀メダルは男子団体エペ、銅メダルは女子フルーレ団体、女子サーブル団体が獲得。日本は出場した全団体で表彰台に上がった。

　また国別では、フェンシングが国技とされる地元・フランスの７個に次ぐ２位対タイの快挙を成し遂げた。

　日本は過去、２００８年北京五輪男子フルーレ個人で太田雄貴氏が男女通じて初の銀メダルを獲得。２０１２年ロンドン五輪では男子フルーレ団体（太田雄貴、千田健太、三宅諒、淡路卓）が銀メダルを獲得した。２０２１年東京五輪では、男子エペ団体が日本フェンシング界史上初の金メダルに輝いていた。日本はパリ五輪だけで、過去のメダル総数を超えた。日本フェンシング界に“新時代”が到来した。