【日本ハム】野村佑希がプロ初の代打弾…一時逆転２ランで宮西尚生の４００Hもお膳立て「一番いい結果」

日本ハム・野村

◆パ・リーグ　ソフトバンク３×―２日本ハム（４日・みずほペイペイドーム福岡）

　日本ハム・野村佑希内野手（２４）が４日のソフトバンク戦（みずほペイペイ）で一時逆転の２号２ランを放った。０―１の７回２死一塁から大関の初球を中堅テラス席へ。プロ初の代打本塁打が５月１９日以来の一発となり「準備も含めて良かった。一番いい結果になった」と力強く拳を握った。

　打線全体が７回１死まで無安打と苦しめられていた左腕を、一振りで攻略。前日は清宮、万波がアベック弾を放つ姿をベンチから見つめていただけに「まずは出た時に（結果を）と。逆転の展開だったのでうれしかった」と感情が爆発した。

　自らの一撃で一時リードを奪い、８回から登板した宮西の通算４００ホールド達成をお膳立てした。プロ１年目、故障で入院中にサプライズで見舞いに来てくれたのが「宮さん」だった。レジェンドからルーキーへの粋な計らい。心震えたことは今も鮮明に覚えている。ずっと慕ってきた大先輩へ、最高の形で恩返ししてみせた。（堀内　啓太）