浦和ヘグモ監督「スペインのＣＢ２人を困らせていた。非常に興味深い」 大岩ジャパンのエースを絶賛

浦和ペア・マティアス・ヘグモ監督

　Ｊ１浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が５日、ホーム・柏戦（７日、埼玉）に向けてオンライン会見を行った。

　パリ五輪で８強敗退に終わったＵ―２３日本代表ＤＦ大畑歩夢が４日に帰国。３試合に先発した２３歳左サイドバックについて、指揮官は「大きく成長している選手の１人。国際的なハイレベルの試合で高強度のプレーができ、ビルドアップもよかった。１対１でスピードを生かして相手を抜きさることもできる。ラストサードで攻撃参加して数的優位を作っていた。五輪でいいプレーだけでなく、強いメンタリティー見られてよかった。ピッチのあらゆるところでの１対１の守備もよくなってきている」と絶賛した。

　ノルウェー女子代表を率いて２０００年シドニー五輪金メダルを獲得した経験があるヘグモ氏。パリ五輪で１次リーグを３戦全勝で突破した大岩ジャパンの戦いぶりについて言及した。

　「非常に安定した姿を見ることができたし、まとまっていた。攻撃も守備も狙いがハッキリとしていた。スペイン戦は負けたが、スペインが困るような場面も作っていた。個別に見ても非常に高いレベルでプレーしている選手もいた。例えば、柏の２人もそうだった。日本人選手の成長が非常にうまくいっているのが見られた」

　「柏の２人」とはＦＷ細谷真大、ＤＦ関根大輝。７日の柏戦で対戦する可能性がある。特に準々決勝・スペイン戦で“幻のゴール”に泣いたエース・細谷について、ヘグモ監督は「スペインのセンターバック２人を困らせていた。運動量とスキルもあり、非常に興味深い選手だ」と褒めたたえていた。