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195センチの大型ハードラー・豊田兼はけがの影響で予選5組6着 左太ももテーピング「走り切ることを目標に」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月5日 18時15分

◆パリ五輪 第11日 ▽陸上(5日、フランス競技場)

 男子400メートル障害予選で、6月の日本選手権(新潟)を初制覇した豊田兼(慶大)は53秒62の5組6着に終わった。左太ももにはテーピングを巻いており、足を引きずるようにゴールした。「フランスに来てからの練習で痛めていたところを再発してしまった。厳しい1か月間でした。なんとかそこはもう、ここまできて集大成を見せたかったので。走り切ることを目標に」と淡々と話した。

 110メートル障害もこなす、195センチの大型ハードラー。パリ五輪内定を決めた日本選手権決勝で日本勢3人目の47秒台となる、47秒99をマークして初優勝。パリの決勝を見据え「最初からスピードを出す、くらいつくレースをすべきだと思った」と攻めの姿勢が好記録につながっていた。為末大の持つ日本記録(47秒89)までも、あと0秒1まで迫っているが「まだ近くない。簡単に達成できる目標とは捉えていません。レースの中での課題をクリアしていく中で必然的に達成できると思っています」と冷静に話していた。

 足の状態が悪い中で出場を決めたのは、「初めてのオリンピックで、この辛い挫折のような経験が、今後自分が成長していく上で本当に上を向いていけるような大会にしたいと思って。コーチたちと相談して出場することにしました」。苦しい中でも、できる限りの力を発揮した。父の母国でもあるルーツある国で「初めての体験でまた新しいスタートラインが切れたかなと思います」と前を向いた。

 日本勢は、小川大輝(東洋大)は50秒21で予選1組6着、筒江海斗(スポーツテクノ和広)は50秒50の3組7着で敗者復活戦に回る。

 ◆豊田 兼(とよだ・けん)2002年10月15日、東京都生まれ。21歳。桐朋中では四種競技に取り組み、桐朋高からは110メートル障害と400メートル障害に注力。2年時は400メートル障害でインターハイ出場。慶大に進み、110メートル障害は1年時のU20日本選手権3位、3年時のワールドユニバーシティゲームズで日本人初優勝。400メートル障害は今年6月の日本選手権で47秒99の日本歴代3位の好タイムで初優勝。195センチ。

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