「勝ちにこだわる」巨人・又木鉄平が山口コーチ直伝の握りでプロ１勝へ９日・中日戦先発

汗を飛ばしながら、ブルペンで投球練習する又木

　巨人の又木鉄平投手（２５）が９日の中日戦（バンテリンＤ）で先発することが５日、分かった。５日はＧ球場でキャッチボールやブルペンで軽めに投球を行って調整した左腕は「勝ちにこだわって頑張ります」と今季３度目の先発でプロ初勝利を目指すことを誓った。

　今季１軍では６月１日の西武戦、同２３日のヤクルト戦の２試合に先発して勝敗なし、防御率１・９３。同３０日に出場選手登録を抹消されて、その後はファームで３試合に登板した。「変化球が課題で、（腕の振りが）緩まないように」と山口２軍投手コーチから直伝された握りに、チェンジアップを改良した。「今までより腕を振って投げられている」と好感触。前回７月３０日のイースタン・オイシックス戦では６回２安打１失点と好投。抹消された赤星に代わってチャンスが巡ってきた。「今までやってきたことをできるように頑張ります」。３度目の正直で白星をつかみ取る。