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日本フェンシング躍進の裏に4人の外国人コーチ招へい成功 青木雄介監督「日本にマッチすると思っていた」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月5日 23時0分

フェンシング日本代表・青木雄介監督

◆パリ五輪 第10日 ▽フェンシング(4日、グランパレ)

 フェンシングの男子フルーレ団体は、日本(敷根崇裕、飯村一輝、松山恭助、永野雄大)が史上初の金メダルを獲得した。日本は今大会、出場した団体全4種目でメダルを獲得し、個人と合わせて5個の快挙。その裏には、外国人コーチの招へいや、スポンサー集めに奔走した青木雄介監督(51)の尽力があった。

 日本剣士躍進の裏には、海外から招へいしたコーチの功績があった。フルーレのフランク・ボアダン、エルワン・ルペシュー・コーチをはじめとする4人の外国人コーチ。特にルペシュー氏は、21年東京五輪でフランス代表の優勝メンバーで、5大会連続五輪出場のレジェンドだ。

 青木監督は「彼らが勝てなかった人の言葉は重いだろう」と、東京大会で日本を下したルペシュー氏のコーチ就任を打診。青木氏はコーチ時代からフランスチームと交流があり、以前から合宿をかわすこともあったという。現役中からコーチ資格を取っていたというルペシュー氏が、高円宮杯で仏ジュニアチームを連れて指導する姿などを見ていた。「熱くて熱心、厳しいところもある。日本にマッチすると思っていた」と青木監督。フランクコーチの協力も得て日本チームへの招へいに成功した。

 ルペシュー氏らは技術を伝えるだけではなく、自らの人脈を駆使して海外勢とのスパーリングや、合宿なども敢行。日本代表が、世界水準のメンタリティーを手に入れ「フランス人、イタリア人は強いという固定概念を溶かしてくれた」と青木氏。遠征費などは当然かさむが、監督自ら走り回ってスポンサー集めに尽力。認知度が低く「フィッシング?」と言われたこともあったと言うが、選手の活動のために汗を流した。

 03年にウクライナ人のオレグ・マチェイチュク・コーチが就任。太田雄貴やエペ団体などをメダルに導き、フェンシング強国に導いた。その流れを受け継ぎ、見事に5つのメダルを獲得し「夢のような大会、結果になった」と青木監督。協会をあげての努力が、大きな実となった。(大谷 翔太)

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