左腕負傷の早田ひな「二人の負担にならないように努力したい」 卓球女子団体が８強進出…パリ五輪

初戦を突破した(左から)平野美宇、早田ひな、張本美和(カメラ・小林　泰斗)

◆パリ五輪　第１１日　▽卓球（５日、パリ南アリーナ）

　女子団体の１回戦で世界ランキング２位の日本は同１２位のポーランドに３－０で勝ち、準々決勝に進出した。日本女子は、ともに２４歳の早田ひな（日本生命）と平野美宇（木下グループ）、１６歳の張本美和（木下グループ）という若き布陣で臨んだ。第１試合のダブルスで日本は早田と平野のペアを起用。第２ゲームを奪われたが、無難にチームに１勝目をもたらした。ランク下のポーランド選手に、危なげなくストレート勝ち。続く第３試合のシングルスも平野がストレートで快勝した。

　

　試合後の一問一答は以下の通り。

　―初戦を振り返って。

　早田「シングルスが終わってダブルスまでの時間で、なかなか練習する時間がなかったですけど、ほんとに平野選手に助けていただいて、自分たちも２人でどうにかするしかなかったので、もう今できることを全力でやった結果、３対１で。次の張本選手に１対０で回すことができてよかったなと思います」

　―中１日であまり変わらないかもしれないですけども、コンディション的にはどうなんでしょう。

　「最悪の状態からは少しずつは回復してるんですけど、でもやっぱり１００％というところはなかなか出せないので、ここからも二人に頼っていく部分は多いかもしれないですけど、でも、自分がやるべきことはしっかりやって、少しでも２人の負担にならないように努力したいです」

　―張本選手は初めてのオリンピック。

　張本「まずは初戦、勝利することができて、とても嬉しいです」

　―プレー内容はどうだったですか。

　張本「試合の前はやっぱりすごく緊張したんですけど、試合に入った時は自分がどうするべきかだったり、しっかり戦術だったりを考えて、しっかり落ち着いてプレーすることができたので良かったです」

　―初戦は。

　平野「団体の初戦で、シングルスは試合をしていたんですけど、また違った緊張感があったんですけど、特にダブルスは初戦だったので、どんな戦いになるか自分でも予想がつかないところがあったんですけど、まず１対０にして張本選手に回したことがよかったです」