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平野美宇、故障抱える早田ひなを気遣う「できていることはたくさんあった」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月5日 23時1分

ダブルスに勝利し笑顔の早田ひな(左)と平野美宇(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第11日 卓球女子団体1回戦 日本3―0ポーランド(5日、パリ南アリーナ)

 女子団体の1回戦で世界ランキング2位の日本は同12位のポーランドに3―0で勝ち、準々決勝に進出した。第1試合のダブルスに早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)を起用し、3―1で先勝。第2試合のシングルスで16歳の張本美和(木下グループ)が五輪デビューを果たし3―0で快勝。続く平野もストレート勝ちした。

 日本女子の金メダルへの挑戦は“みうひな”ペアから始まった。2022年9月のWTTアルマトイ大会以来、約2年ぶりの結成。負傷を抱える左手首にテーピングを巻いた早田にバックハンドのミスは出たものの、3―1の勝利でチームを勢い付けた。単複2勝と奮闘した平野は「シングルスとはまた違った緊張感があった。特にダブルスは初戦だったので、どんな戦いになるか自分でも予想がつかないところがあったけど、まず1―0にして張本選手に回せたことが良かった」とホッとした表情を浮かべた。

 平野は満身創痍(そうい)で戦う早田への気遣いも見せた。「心配な部分もあったけど、練習や試合を見ていて、できていることはたくさんあった。あまり私は気にせずに普段通りすることができた」。早田は先に混合ダブルスとシングルスが控えていたため、ダブルスの練習は積めたわけではなかったが「組んだこともあるし、同い年でよく分かっているので。カバーしながら、一戦一戦頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

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