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男子バレー主将・石川祐希は「めちゃくちゃストイックで向上心の塊」ともにイタリアに挑戦した親友・川口太一さん語る…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月5日 23時58分

準々決勝でスパイクを決めて喜ぶ石川祐希と高橋藍石川祐希と高橋藍(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第11日 ▽バレーボール男子準々決勝 日本2―3イタリア(5日、パリ南アリーナ) 

 石川祐希主将(28)=ペルージャ=は、日本の大黒柱として、チームをけん引。4強進出まであと一歩に迫った。愛知・星城高時代の同級生で、2014年にはともにイタリアに挑戦した川口太一さん(29)がスポーツ報知の取材に応じ、親友・石川の素顔を語った。

 「すっげー」。石川の広角に打ち分けるスパイクに、川口さんは思わず発した。石川が愛知、川口さんが岐阜の小学6年時、試合で初対戦。「身長はそこまで高くなかったけど、技術は一人、ちょっとレベルが違う。ディフェンスも、誰よりもうまかった」。本当に同い年? と疑うほどの衝撃だった。

 高校でチームメートになり、感じたことは「めちゃくちゃストイックで向上心の塊。純粋な心で、とにかくバレーがうまくなりたい気持ちが一緒になってからは感じた」。当時からひたむきにボールを追いかける背中が印象的だった。

 石川が動けば、全員が動いた。2年の時、竹内裕幸監督が石川を中心に「責任」を醸成。練習後の学年別のミーティングでは「僕自身も祐希に影響され、責任を持って意見していた。ストイックにやっていた」と振り返る。2年、3年時に全国高校総体と国体、全日本高校選手権(春高バレー)を制し、史上初の2年連続3冠を成し遂げた。

 高校卒業後、石川は中大、川口さんは東京五輪出場を目標に据え、豊田合成(現・WD名古屋)に入社。1年目に2人でイタリア1部のモデナに約3か月間の短期留学し、再会した。異国では言葉の壁があり、共に過ごすことは増え「休みはご飯に行くし電車で約2時間かけてフィレンツェにも出かけた。バレーの話はよくしていた」という。トップ選手にもまれる中、石川が試合に出場した。客席で見つめた川口さんは「通用しているやん! 言葉の壁はあったけど、プレーではスター選手の中で違和感なくやっている。やっぱすごい」。スター選手ぞろいの舞台で活躍する姿が思い描けた。

 石川は伊10季目の24―25年、強豪・ペルージャに入団することが決まっている。一方、川口さんは18年にフィンランド、19年にドイツでプレーし、22年に現役引退。23年4月には結婚し、今春から豊田合成の人事部社員として採用を担当する。

 日本が自力で出場権を手にした昨秋の五輪予選は会場で応援。クリスマス休暇にはイタリアの石川の自宅を訪ねた。「イタリア語がうまい。生活様式は今も昔も変わらない。僕が来ても、この時間は寝ないといけないと言ってやるべきことは徹底する。これを続けているのがすごい。祐希には勇気をもらっているし、尊敬している」。笑顔で友をたたえた。(宮下 京香)

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