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「すごい楽しめた」張本美和、卓球女子団体で快勝デビュー 世界ランク急浮上の勢いのまま起爆剤になる

スポーツ報知 / 2024年8月6日 5時0分

初戦を突破した(左から)平野美宇、早田ひな、張本美和(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第11日 卓球女子団体1回戦 日本3―0ポーランド(5日、パリ南アリーナ)

 5日の女子団体1回戦で日本はポーランドを3―0で下し、6日の準々決勝に進んだ。ダブルスを早田ひな(24)=日本生命=、平野美宇(24)=木下グループ=組が3―1で先勝。第2試合のシングルスで16歳の張本美和(木下グループ)が五輪デビューを果たし、アンナ・ベングシンに3―0で快勝。平野も3―0でストレート勝ちした。

 張本美は先輩たちから受け取ったバトンをしっかりつないだ。左腕の負傷を抱える早田と平野がダブルスを先取。早田から「思い切って」と握手で送り出された。「平野選手と早田選手が勝って1―0で回してくれたので、安心して思い切ってやればいい」。緊張した様子も見せず、第2試合のコートに立った。

 ベングシンとは2度目の対戦だった。19年にジュニアの国際大会で2―4で敗戦。7歳上の相手に5年間の成長を見せつけ、力強い両ハンドドライブで畳みかけた。3―0のストレートで下したが、勝利の瞬間は微妙な表情。先に頭に浮かんだのは「ちょっとレシーブが良くなかったな…」。その後で五輪初勝利に気付いたが「今、喜んでも遅いかなって感じで、いつも通りでした」と苦笑した。

 誰もが驚く急成長で五輪の舞台に立った。13歳だった東京五輪は兄・智和(21)=智和企画=らをテレビ越しに応援していた。「その時は自分がまさか次の五輪に出られるとは思ってもいなかった。信じられない」。22年から世界ツアーに本格参戦。代表選考レースは終盤に猛烈な追い上げを見せて団体戦要員で選出され、兄ときょうだい同時出場を果たした。624位で始まった世界ランクは日本勢2番手の7位にまで上昇。勢いに乗って今大会を迎えていた。

 万全ではない早田はダブルスでの起用が中心となる可能性も考えられ、張本美にはシングルス2試合の“エース起用”の期待がかかる。「今までにないぐらい緊張したけど、コートに入ったらいつも通り戦術を考えて、戦うことができた。すごい楽しめた。メダルを獲得できるように頑張っていきたい」。16歳とは思えない落ち着いたプレーで悲願の金メダルの起爆剤となる。(林 直史)

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