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「彼がいなかったら僕の今のバレーはない」高橋藍が恩師に感謝の涙 海外挑戦のきっかけにも

スポーツ報知 / 2024年8月6日 5時0分

準決勝進出ならず、涙を流して悔しがる高橋藍(中)(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第11日 ▽バレーボール男子準々決勝 日本2―3イタリア(5日、パリ南アリーナ)

 男子準々決勝が5日に行われ、世界ランク6位の日本は同2位のイタリアに2―3で逆転負け。52年ぶりの金メダルの夢は破れた。マッチポイントを4回奪いながらの大逆転負けに、エースの高橋藍(22)=サントリー大阪=も涙。4年後のロサンゼルス五輪は、勝たせる選手としてチームをけん引する決意を示した。西田有志(24)=大阪ブルテオン=は、当面の代表離脱を示唆した。

 敗戦後、藍は両手を腰に置き、目に涙をためた。世界ランク2位のイタリア相手に、計4度握ったマッチポイント。あと1点が遠く、最終セットは15―16から、日本のスパイクレシーブが浮いたところを押し込まれた。「純粋に悔しかった。最後もう1点を取りきるところで隙ができてしまった」。2度目の五輪挑戦が終わった。

 一発勝負の準々決勝。1次リーグで状態が上がらなかった主将の石川が奮起した。最年少19歳で初出場した東京五輪から、対角を組んできた藍は「ユウキさんが戻ってくる」と誰よりも信じていた。呼応するように、第4Sの20―20からはエース、最終Sも3―4からスパイクを打ち込む。それでも届かなかった4強。「自分のプレーに何も満足していない」と、受け止めた。

 試合後、今大会限りで退任するブラン監督から「ごめん。俺が勝たせることができなかった」と言われた。20年、当時代表コーチだったブラン氏は、京都・東山高3年だった藍の守備を買って代表に抜てき。東京五輪後は、世界最高峰のリーグ、イタリア1部セリエAへの挑戦の背中を押した。「ブラン監督と一緒に、五輪を取りたかった」。偽りない本音だった。

 挑戦は、28年ロサンゼルス五輪へ続く。「相手も、1点を取られないために死にものぐるいでやってくる」と五輪ならではの難しさを痛感。その中で「チームを勝たせられる存在になって、帰ってきたい」と誓いを込めた。日本のエースへ成長すべく、4年の努力を積み重ねる。(大谷 翔太)

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