井口資仁が２安打＆好守でＭＶＰ ザ・プレミアム・モルツ球団がドリーム・ヒーローズに競り勝ち１０連覇

７回無死、左翼線へ安打を放ち、一塁に向かう井口（カメラ・堺　恒志）

◆サントリー　ドリームマッチ２０２４　ザ・プレミアム・モルツ球団４―３ドリーム・ヒーローズ（５日・東京ドーム）

　プロ野球ＯＢによる夢の球宴「サントリー　ドリームマッチ２０２４」が、５日、東京Ｄで行われた。試合は山本浩二監督率いるザ・プレミアム・モルツ球団が、田尾安志監督のドリーム・ヒーローズに４―３で勝ち、１０連覇を果たした。ＭＶＰには、２安打２得点に加え、好守も見せた井口資仁が選ばれた。

　２８回目を迎えたドリームマッチ。槙原ＶＳバースという往年の名勝負や、試合途中にザ・プレミアム・モルツ球団からドリーム・ヒーローズに移籍することで実現した上原ＶＳ高橋由の同僚対決など、毎度の“お約束”のプレーで３万３０７９人の観衆を沸かせた。

　チーム６安打中、２安打を放ち、決勝の本塁を踏むなど２得点の活躍を見せた井口がＭＶＰを獲得。「まさか９イニングフルで出ると思っていなかったので。現役引退してから７年たつんですけど、足がプルプルしてます」と笑わせた。

　初回に工藤から左翼席へのソロを含む３安打のラミレスが敢闘賞を獲得。外野で再三の好守を見せスーパープレー賞には天谷が選ばれた。参加選手は猛暑の中での疲労も考慮され、昨年の３８人から大幅に増加して６２人。そのうち２１人が５０歳未満の“若い”選手となり、まだまだハツラツとしたプレーでファンを魅了した。

　◆大泉洋が始球式

　〇…始球式に登場したのは俳優の大泉洋。「こんな超満員の場所とは想像していなくて、軽い気持ちで来てしまったので、心の準備がなく青ざめています」と緊張の表情。左打席に高橋由、右に松田が立ったため「２人もいるの？　多くない？」。野球経験はないと言いながら、見事にノーバウンド投球を披露し、大歓声を浴びていた。