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「オリンピック精神を体現」中国選手が表彰台でみせた“友情”に反響 NBAレジェンドも称賛…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月6日 5時0分

◆パリ五輪 第10日 ▽バドミントン (4日、ポルトドラシャペル・アリーナ)

 バドミントン女子シングルスの決勝が行われ、何冰嬌(中国)が銀メダルを獲得した。決勝は安洗塋(韓国)にストレートで敗れたが、表彰台でスペインのピンバッジを持って上がったことに、SNSでは称賛の声が殺到している。

 何は4日に行われた準決勝で、16年リオデジャネイロ五輪金のカロリナ・マリン(スペイン)と対戦。第1ゲームを14―21で落とし、第2ゲーム10―8となった時点で、マリンが右膝を痛め棄権した。

 思わぬ形で決勝に進むことになった何は、表彰台にスペイン国旗のピンバッジを持参。写真にもしっかり写るよう右手にずっと持っていた。この振る舞いについて「マリンは素晴らしい選手で棄権は残念に思っていた。だから、彼女の気持ちも背負って決勝に行ければと思っていた」と明かした。ピンはスペインのバドミントン協会からもらったものだという。会場ではスペインの国旗を持った観客が「加油(中国語でがんばれの意)」と何に声援を送る姿もあった。

 ライバルへ敬意を示す行為にスペイン五輪協会の公式X(旧ツイッター)が反応。「マリンへの敬意を表して我々のピンとともにメダルを受け取った。ありがとう 謝謝你!(中国語でありがとうの意)」と感謝した。スペインの元NBA選手、パウ・ガソルもXで「ライバルの何冰嬌はメダルを受け取る時、負傷したマリンへ敬意を示した。オリンピック精神を体現する美しい行い」とたたえた。

 マリンは16年リオデジャネイロ五輪金メダリスト。準決勝で膝を痛めて数分間倒れこんだ後も、サポーターをつけて試合続行を試みたが、再び泣き崩れて棄権を申し出た。19年に右膝、21年に左膝を手術を経験。復帰して再び頂点を目指す中での悲劇だった。

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