ＡＳテクニカルで日本は６位 女王・中国と約６０点差…パリ五輪

◆パリ五輪　第１１日　▽アーティスティックスイミング　チーム・テクニカルルーティン　（５日・アクアティクスセンター）

　アーティスティックスイミング（ＡＳ）のチーム・テクニカルルーティン（ＴＲ）が行われ、日本（安永真白、比嘉もえ、佐藤友花、吉田萌、木島萌香、島田綾乃、和田彩未、小林唄）は２５３・６６１７点。６位で６日のフリールーティンに進んだ。１位の中国は３１３．５５３８点と唯一の３００点台をたたきだした。パリ五輪のＡＳは、ＴＲ、ＦＲ、アクロバティックルーティン（ＡＲ）の３種目の合計点で順位を争う。

　採点方式が抜本的に変更され、初めて迎えた五輪。採点の透明性を高めるため、フィギュアスケートの様に技ひとつひとつに難易度があり、出来栄えがかけ合わされる。演技構成を事前に申告する必要があり、その技が認定されなければ「ベースマーク（最低点）」となって大幅に減点される。ミスが許されない戦いで、ＴＲ、ＦＲ、ＡＲ全てで高いレベルでの演技が求められる。

　２月の世界選手権（ドーハ）までは、各種目で順位がつけられていたが、合計点で争うのはパリ五輪が初。日本は同世界選手権でＴＲ２７５・８７８７点で３位、ＦＲ３１５・２２２９点で２位、ＡＲで２０６・７４３４で７位。昨年の世界選手権（福岡）はＴＲ４位、ＦＲ２位、ＡＲ３位だった。