田中希実は接触の救済で１５００メートル準決勝進出「今日以上に自分のためにという気持ちを持ち直します」…パリ五輪

◆パリ五輪　第１２日　▽陸上（６日、フランス競技場）

　女子１５００メートル予選で、予選１組１１着で準決勝進出を決められなかった田中希実（ニューバランス）は、救済で準決勝に進んだ。レース中に接触があったため。田中は予選１組で、スタートから先頭に立つと、ハイペースで引っ張ったが、ラスト１周、残り２００メートル付近で大きくバランスを崩して、４分４秒２８の１１着で、上位６人による準決勝進出は決められなかった。

　レース後は、「ラストでいい位置が取れなくて、あそこで今押し負けてしまったことが敗因だったかなと」と涙で振り返っていたが、その後、救済による準決勝進出が知らされた。再び涙を見せながら、「今日以上に自分のためにという気持ちを持ち直します。沢山の人と楽しみ尽くすレースがしたい」と気持ちを新たにしていた。