【ソフトバンク】マジック３６再点灯！２位・ロッテ自力優勝の可能性消滅させた モイネロ３連勝で８勝目

力投する先発のモイネロ（カメラ・今成　良輔）

◆パ・リーグ　ロッテ４―６ソフトバンク（６日・ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ソフトバンクが２位・ロッテに勝利し、優勝へのマジックナンバー「３６」を再点灯させた。連勝で貯金を今季最多の「３２」とした。

　初回。牧原大、今宮の連打で無死二、三塁のチャンス。ここで栗原がフルカウントから、ロッテ・小島の甘く浮いたスライダーを引っ張った。右翼線への打球を見届け、悠々と二塁に達すると「連打でつないでもらった先制のチャンスを絶対に生かそうと思いました」と先制の適時２点二塁打に胸を張った。

　続く近藤も左前適時打で初回は計３得点。６回も正木の適時二塁打、甲斐の適時打、２番手・岩下の暴投で３点を挙げた。

　先発・モイネロは４回まで無安打投球。５回先頭の中村奨に三塁内野安打を許し、友杉は四球。無死一、二塁とされ、岡に左前適時打を浴びた。だが６、７回も安打を許しながら要所を締めて７回４安打１失点。リーグトップの防御率は試合前の１・５５から１・５４と微妙にアップし、自身３登板連続勝利で８勝目を挙げた。

　９回、３番手の津森が先頭・中村奨に右前打を浴び、続く代打・藤原に四球で無死一、二塁とすると、代打・ポランコに右越え３ランを献上。２点差まで迫られた。だが４番手・松本裕が後続を抑え、８セーブ目を挙げた。

　この３連戦はロッテが「ＢＬＡＣＫ　ＳＵＭＭＥＲ　ＷＥＥＫ」の黒いユニホームを着用するため、ソフトバンクは白いホーム用ユニホーム。今季“白ユニ”で臨んだロッテ戦は３カードいずれも勝ち越し（みずほペイペイと北九州で計６勝２敗１分け）と非常に験がいい。この日も早速、ＺＯＺＯでの連敗を３で止めた。