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「みんなが応援しているよ」 盟友への思いが詰まった大谷翔平の”男気弾”

スポーツ報知 / 2024年8月7日 5時0分

◆米大リーグ ドジャース5―3フィリーズ(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、「1番・指名打者」で出場した本拠のフィリーズ戦で3試合ぶりの34号ソロを放った。「ギラン・バレー症候群」を発症した3歳の三男・マックス君を看病するため離脱していた「MVPトリオ」の一角フレディー・フリーマン内野手(34)が、この日から戦列に復帰。退院したマックスくんの回復を祈念する一発は貴重なダメ押し弾となり、リーグ勝率1位フ軍との真夏の頂上決戦第1ラウンドを制した。

 左中間へはじき返した打球は、エンゼルス時代の元同僚マーシュがジャンプしたさらに上を飛んで、フェンスを越えた。届くか…越えるか…。打球から目を離さずに走塁していた大谷は、一塁を回った後にオーバーフェンスを確認すると、戻ってしっかりと踏み直し、大歓声の中、ダイヤモンドを一周した。キング争いで2位オズナ(ブレーブス)に再び2差に広げる34号。犠飛と合わせて2打点を挙げ、打点王争いではトップのオズナに5差に迫った。

 いつも以上に勝ちたい理由があった。緊急入院した三男の看病のため離脱してたフリーマンがチームに戻った。大谷も「#MAX STRONG」(マックス強くあれ)とプリントされたおそろいのTシャツを着用して試合前の練習を行った。「みんなが応援していたと思う。これからもリハビリもあると思うので、みんなが応援しているよと」。フリーマンの第1打席では球場全体のファンのみならずフ軍選手からも拍手が送られ「素晴らしい瞬間だった」と振り返った。

 第2打席の同点右犠飛で3試合ぶりの打点を挙げた。第3打席では今季4番目の打球速度188・5キロで右翼線を痛烈に破る二塁打を放ち、三盗も決め今季32盗塁とした。「本塁打はいいところで打てれば。盗塁は高い確率でいけると思った時にできれば勝利に貢献できる確率が高くなる。そこに集中してやりたい」。次の大台「40―40」へ両方の数字を1つずつ上積みした。

 フィリーズ戦ではこれが初アーチで“30球団制覇”へカージナルスを残すのみとなった。カ軍とは16日から敵地で3連戦が予定されている。ポストシーズンも見据えての頂上対決で、大谷がひときわ大きな輝きを放った。

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