【高校野球】大阪桐蔭・西谷浩一監督&興南・我喜屋優監督の褒め殺し対談!?「打者の模範は大阪桐蔭さん」「大量得点は見込めない」
スポーツ報知 / 2024年8月7日 5時0分
◆第106回全国高校野球選手権大会(7日から甲子園)
第106回全国高校野球選手権大会が7日、開場100周年を迎えた甲子園で開幕する。2018年以来の夏制覇を目指すV候補の一角・大阪桐蔭は、大阪勢春夏400勝と西谷浩一監督(54)の甲子園通算70勝を懸けた初戦で、同じく春夏連覇の経験校・興南(沖縄)と激突。甲子園最多勝指揮官でもある西谷監督が開幕を前に、聖地100周年への思いを語った。
大阪桐蔭の西谷監督は、監督対談を前に興南・我喜屋優監督(74)とがっちり握手を交わした。「2日目(の対戦)と比較的早いですが、子どもたちの気持ちは高まっている。みんなで校歌を歌うという一念を持って戦いたい」と意気込んだ。
対談では、我喜屋監督が「甲子園を目指すにあたって、選手には全国トップレベルの投手、打者の模範は大阪桐蔭さんだと言っている」と称賛。さらに「半分は冗談に、『1回戦はたぶん大阪桐蔭さんだよ』とキャプテンに言っていた。勝ち抜くためには当たらないといけない第1関門と思っていたので、逆に良かった」と、4日の組み合わせ抽選会の裏話も披露した。これには西谷監督も「褒め殺しで…」とにっこり。一方、対戦決定後は興南の最速149キロ左腕・田崎颯士(3年)の映像をすぐに確認したといい「大量得点は見込めない。どう攻略すればいいか、考えてる最中」と、表情を引き締めた。
対戦は、根尾(中日)や藤原(ロッテ)らを擁した2018年以来。センバツ前に招待試合で沖縄を訪れ、その最終日は観光を予定していたが「宮城くん(オリックス)といういい投手がいると聞いて、我喜屋先生に電話しまして」と、練習試合が実現した。当時は宮城にピシャリと抑えられたといい「この投手を打たないと甲子園で勝てない、気合入れてもらってセンバツ優勝できました」。春夏連覇のきっかけとなっただけに、同じ好投手の田崎の攻略は、その18年以来6年ぶり夏制覇の糸口となる。
また、今年は甲子園開場100周年。春夏8度の優勝と、多くの名勝負を聖地に刻んできた指揮官は「我々が今、バトン持っているので、150年、200年になった時にもこの甲子園大会がみんなの憧れの大会であるように、できることは今を頑張ること」と節目の今夏、新たな伝説継承へ踏み出す。(瀬川 楓花)
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