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スケボー開心那が銀メダル!東京銀に続く連続メダル…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月7日 1時19分

決勝、演技を行う開心那(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第12日 ▽スケートボード女子パーク決勝(6日、コンコルド広場)

 【パリ(6日)=手島 莉子】2021年東京五輪銀メダルの開心那(WHYDAH GROUP)が、再び銀メダルに輝いた。予選を堂々首位で通過し、21年東京五輪銀メダルへのリベンジ優勝は果たせなかったが堂々と滑りきった。

 最初の演技で91・98といきなり全体トップ。ライバルのスカイブラウン(英国)が2回目でレベルの高い演技をしたが91・60と逆転できず。開の2回目は転倒。3回目の演技は3番手で迎えたが、92・63をマークして順位を1つ上げ、スカイブラウンを逆転、銀メダルを確定させた。

 小学校1年のとき、地元のサーフショップ「BRAYZ(ブレイズ)」のキッズクラブに入会し、本格的にスケボーを始めた。同店の西村千秋代表(52)は「男子選手の高度な技術などを見て刺激を受けたようで、小学2年ぐらいから本格的にスイッチが入った」と振り返る。平日は放課後から閉店時間の午後9時まで滑り込み。週末は、正午の開店から営業時間いっぱい、ボードを走らせた。

 原点となるクラブには守るべき「4か条」があった。〈1〉「できない」「無理」は禁句〈2〉最後まであきらめない〈3〉きちんとあいさつ〈4〉順番を守る。「心那に『できない時はどうするの?』と聞くと『あきらめず挑戦する』と答える。その意識が今も継続していると思う」。銀メダルを獲得した3年前の東京五輪後、西村代表はこう語っていた。

 開は、パリ五輪出場への予選シリーズ全6戦で表彰台5回と圧倒的な強さを誇る。持ち味のなめらかできれいな滑りに加え、エア(空中技)のレベルも確実に上がっており、金メダル有力だ。予選後は「すごい楽しみだったし、この場に来られただけですごい感謝。うれしい気持ちでいっぱいだったんですけど、でもやっぱり上位を狙いたいという気持ちで1本目から乗りました」と話していた。

 ◆開 心那(ひらき・ここな)2008年8月26日、北海道・倶知安町生まれ。15歳。5歳でスケートボードを始める。日本選手権は18年4位、19年優勝。21年東京五輪で銀メダル獲得。12歳11か月でのメダル獲得は夏季五輪史上最年少。22年Xゲーム千葉大会銀メダル。今年2月の世界選手権は銀メダル。名前は、南国好きの母・美奈子さんが「ココナッツ」から命名。特技は絵を描くこと。167センチ。

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