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20歳200センチ・甲斐優斗、28年ロス五輪でパリの借り返す…バレーボール男子の次世代選手たち

スポーツ報知 / 2024年8月7日 5時30分

イタリア戦に出場した甲斐優斗

 5日の男子準々決勝で、日本はイタリアに2―3で敗れ、2大会連続の8強で今大会を終えた。1972年ミュンヘン五輪以来、52年ぶりに狙った金メダルは夢と散り、悔し涙の終戦となった。出直しをはかる4年後の28年ロサンゼルス五輪に向け、次世代の選手たちに期待がかかる。

* * * *

 パリの借りを返すのは次世代の選手たちだ。チーム最年少20歳の甲斐優斗(専大3年)は、パリ大会の全4試合にピンチサーバーなどで途中出場。日本のアウトサイドヒッター(OH)で最長身200センチは「五輪は他の大会と比べて違った雰囲気があった」と、独特のムードを肌で感じることができた。

 石川祐希に憧れてきた20歳は、23年6月のネーションズリーグ(NL)で公式戦デビューし、昨秋の五輪予選にも出場。フィリップ・ブラン監督(64)に「子供は五輪に連れて行かない」と言われ、大一番でのサーブ力、苦手な意思疎通を図る努力を重ねた。年の近い大塚や藍らに声をかける場面も増え「人見知りだけど、会話が増えた」と攻撃面を評されて初の五輪に立った。

 昨年末、大学生の有望合宿で指揮官に「フランス武者修行」を提案された。不安はあったが、同じ日本代表の宮浦健人(25)がいるパリバレーでプレー。高さのある相手ブロックに対する攻撃の引き出しを増やし「アグレッシブな気持ちは海外選手から学んだ。高さの部分では通用した」と手応え。課題の守備面は五輪でパリ入り後の練習でサーブマシンを使い、全体練習後に約20分、“特練”を積んだ。OHでは藍とともに主力への成長が期待される。

 22歳の藍、20歳の甲斐、23歳で来季からイタリア1部・ミラノに入る大塚らパリメンバーに加え、有望株がしのぎを削る。昨秋の杭州アジア大会銅メダルのオポジット・高橋慶帆(けいはん、20)=法大=、西山大翔(21)=大阪ブルテオン=、ミドルブロッカーは207センチの麻野堅斗(19)=早大=、バスケットボール代表の渡辺飛勇の弟・晃瑠(こーる、24)=堺=らがいる。パリの惜敗で味わった日本の思いを継ぐ。(宮下 京香)

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