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尾崎野乃香が意地の銅メダル!敗者復活戦からチャンスを生かす「次は4年後、絶対にめざす」と次回は金メダルを狙う…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月7日 4時47分

3位決定戦で勝利しほえる尾﨑野乃香(手前=カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 第12日 ▽レスリング(6日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子68キロ級の3位決定戦で尾崎野乃香(慶大)がブレッシング・オボルドゥドゥ(ナイジェリア)に3―0で勝ち、銅メダルを獲得した。

 第1ピリオドは得意のタックルで2点を先行。会場では「野乃香コール」が響く中、第2ピリオドでも積極的に攻め続けて勝利した。試合が終わると一瞬の笑顔の後、泣き顔に。その後は声援を送ってくれたスタンドへハートマークでこたえた。

 尾崎は試合後、「応援してくれた方にどん底みたなかで、こういう試合することで勇気みせられたらいいと思っていた、銅メダルですけど、母だったり友達もきてくれて、少しでもいい姿を見せられた。次は4年後、絶対に(金メダルを)目指す」と語った。 

 5日の準々決勝では東京五輪銅メダルのジュマナザロワ(キルギス)に終盤で逆転され、6-8で敗れていたが、ジュマナザロワが決勝に進んだため、敗者復活戦出場の権利を手にしていた。敗者復活戦ではデルゲルマ・エンフサイハン(モンゴル)に6-0で勝利し3位決定戦に進出していた。

 19歳の時に62キロ級で世界一に輝き、金メダル候補に急浮上。注目を浴びたが、昨年6月の全日本選抜は決勝までたどり着けずに敗戦。元オリンピアンを父に持つ元木咲良(育英大)が優勝し、そのまま元木が23年世界選手権で銀メダルを取りパリ五輪代表に内定。同級での五輪が目の前で消滅した。「ああ、これで私の五輪終わったか…」。同選手権は非五輪階級の65キロ級を制したが、ウィニングランは悔しさで涙が止まらなかった。

 一度は五輪への道が途絶えた。しかし、昨年12月の全日本で68キロ級に階級を上げて、“再挑戦”。負けたら終わりの崖っぷちから優勝し、今年1月の代表権獲得のプレーオフに持ち込んだ。その試合では残り9・89秒から大逆転で世界選手権5位の石井亜海(育英大)に5―4で勝利。ギリギリでつかんだパリ切符だった。

 準々決勝後は、「何が足りなかったのか、ちょっとわからないです。今までにないぐらい努力したと思ったんですが」と言葉を振り絞っていたが、つながったメダルへのチャンスをものにした。

 ◆尾崎 野乃香(おざき・ののか)2003年3月23日、東京都生まれ。19歳。東京・帝京高卒。慶大2年(環境情報学部)。競技は小2から。東京五輪金の須崎優衣らを輩出したJOCエリートアカデミー出身。18年ユース五輪57キロ級金メダル。世界選手権は62キロ級で21年大会銅、22年大会金。22年U20世界選手権62キロ級優勝。166センチ。

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