スケボー女子は「日系」のアリサ・トルーが金メダル！母・愛子さん「まだ信じられない」…パリ五輪

優勝したアリサ・トルーは高いジャンプをみせる（カメラ・小林　泰斗）

◆パリ五輪　第１２日　▽スケートボード女子パーク決勝（６日、コンコルド広場）

　【パリ（６日）＝手島　莉子】アリサ・トルー（オーストラリア）が最終３本目に９３・１８点をマークして逆転金メダルに輝いた。アリサは日本人の母とオーストラリア人の父を持つ。この日は両親が応援に駆けつけており、母・愛子さんは「今日は彼女がやりたかったことが、全部できたんじゃないかな。良かった。まだ信じられない」と喜びを語った。

　アリサは幼い頃から運動神経抜群。ペットのボーダーコリーの散歩には毎日一緒に行っており、「補助輪のついた自転車で犬を追いかけるみたいな。ずっと運動していて、５歳くらいでは自転車で１０キロくらい犬とお散歩していました」と明かす。性格は「天真らんまん」。この日の試合後も、スタンドを見上げた第一声は「ママ！アヒル飼っていい！？」。ずっと飼いたかったアヒルを、ご褒美に要望したという。

　日本にルーツがあることを「すごくうれしく思っていると思います」と愛子さん。アリサは日本食が大好きで、特にお茶漬けがお気に入りだ。「ただ楽しくスケートボードをずっとやってほしい。けがをしないようにってことしか思っていないです」とこれからも、娘を優しく見守り続ける。