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藤波朱理が準決勝を突破しメダル確定 公式戦の連勝記録を136に伸ばして決勝へ「明日必ず勝って金メダルを持ち帰る」…パリ五輪 

スポーツ報知 / 2024年8月8日 2時33分

決勝進出を決めた藤波朱理(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第13日 ▽レスリング(7日、シャンドマルス・アリーナ)

  女子53キロ級の藤波朱理(日体大)は準決勝で東京五輪銀メダルの龐倩玉(中国)に10―0のテクニカルスペリオリティー(TS)で勝利し、決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。これで公式戦の連勝記録を136に伸ばした。

 初戦から2試合連続のフォール勝ちで進んだ準決勝でも、力の差を見せつけた。開始1分30秒で、バックを取り先制。その後も長い手足を生かした攻撃で、得点を重ねていった。

 試合後には「ここまでしっかり勝てた。オリンピックチャンピオンになるために私はこに来たので。しっかり明日もう1個集中して、自分のレスリングをして、必ずオリンピックチャンピオンになりたい」と語り、「明日必ず勝って金メダルを持ち帰ります。注目してください」と力強く宣言した。

 藤波は中学時代の2017年から勝ち続け、21年世界選手権を17歳で初制覇。昨年9月の世界選手権で2度目の世界一に輝き、パリ五輪代表を決めた。“パリ五輪の星”と注目され、1月の学生の試合で連勝記録を133まで伸ばして初の五輪を迎えた。

 唯一の不安要素はケガだった。3月に左肘を脱臼。じん帯断裂の手術を受け、五輪前最後の実戦で予定していた4月のアジア選手権を欠場した。だが「けがをしたからこそ学べるものがあった。この経験が良かったと言えるように、パリ五輪では必ず金メダルを取りたい」と誓って臨んだ。

 ◆レスリングの連勝記録 日本男子では64年東京五輪フェザー級(63キロ級)金メダリストの渡辺長武(おさむ)が公式戦189連勝でギネスブックにも載った。女子は2004年アテネ大会から五輪4連覇(63キロ級→58キロ級)の伊調馨が189連勝(不戦敗を除く)、五輪3連覇(55キロ級→53キロ級)吉田沙保里が119連勝。世界ではグレコローマン130キロ級のアレクサンドル・カレリン(ロシア)が五輪・世界選手権で61連勝。13年間無敗で「霊長類最強」と称された。

 ◆藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年11月11日、三重・四日市市生まれ。20歳。父・俊一さんの影響で4歳からレスリングを始める。三重・いなべ総合学園高から日体大へ進む。全日本選手権は20年から3連覇。世界選手権は21年オスロ大会、23年ベオグラード大会で金メダル。23年杭州・アジア大会優勝。164センチ。家族は両親と兄。

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