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レスリング 藤波朱理が準決勝進出 公式戦135連勝で決める 初五輪でメダル王手…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月7日 20時16分

準決勝に進出した藤波朱理(左、カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第13日 ▽レスリング(7日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級2回戦で、藤波朱理(日体大)はフラン・バトフヤグ(モンゴル)にフォール勝ちし、準決勝進出を決めた。これで公式戦135連勝とした。3月に負傷した左肘にはサポーターを巻いた姿で臨んだが、危なげなく勝ち上がった。

 藤波は中学時代の2017年から勝ち続け、21年世界選手権を17歳で初制覇。昨年9月の世界選手権で2度目の世界一に輝き、パリ五輪代表を決めた。“パリ五輪の星”と注目され、1月の学生の試合で連勝記録を133に伸ばしていた。この日の1回戦でパリッシュ(米国)に勝ち準々決勝に進んでいた。

 唯一の不安要素はケガだった。3月に左肘を脱臼。じん帯断裂の手術を受け、五輪前最後の実戦で予定していた4月のアジア選手権を欠場した。だが「けがをしたからこそ学べるものがあった。この経験が良かったと言えるように、パリ五輪では必ず金メダルを取りたい」。逆境も前向きに捉え、初五輪を迎えていた。

 ◆藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年11月11日、三重・四日市市生まれ。20歳。父・俊一さんの影響で4歳からレスリングを始める。三重・いなべ総合学園高から日体大へ進む。全日本選手権は20年から3連覇。世界選手権は21年オスロ大会、23年ベオグラード大会で金メダル。23年杭州・アジア大会優勝。164センチ。家族は両親と兄。

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