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レスリング41歳が史上初の五輪5連覇 5つ目の金は「喜び」 負けた“後輩”も納得…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月7日 7時4分

◆パリ五輪 第12日 ▽レスリング(6日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子グレコ130キロ級で41歳のミハイン・ロペスヌネス(キューバ)が前人未到の5連覇を成し遂げた。決勝でヤスマニ・アコスタフェルナンデス(チリ)に6―0で完勝。個人種目では史上初で、4連覇で並んでいた陸上のカール・ルイス(米国)、競泳のマイケル・フェルプス(オーストラリア)、レスリングの伊調馨らを超えた。

 試合後、マットにキスするとおもむろにシューズを脱いで中央に置き、現役引退の意向を示した。会見では「自分だけでなくずっと支えてくれたコーチングチーム、母、父、家族にとっても快挙。金メダルを勝ち取ることが何よりのお祝いだ」と話した。5つの金メダルをそれぞれ「北京は若さ、ロンドンは超越、リオは努力、東京は犠牲、パリは喜び」と表現。今後は後進の指導にあたるという。

 決勝で対戦したアコスタフェルナンデスは同じキューバ生まれ。「キューバ人が五輪の決勝を戦うのは史上初めてのことだろう。素晴らしい功績をレスリングの歴史に残せたのではないか」と誇った。敗者も「色んな感情が入り交じっている。金メダルを勝ち取りたかったのと同時に、ミハインは世界的なレスリングのレジェンドだから、それほど勝ちたいわけではなかった」と語った。

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