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【甲子園】“怪物”江川卓氏が甲子園100周年の開幕戦でワンバウンド始球式「カーブに見えるでしょうが、全力のストレートです」

スポーツ報知 / 2024年8月7日 11時55分

始球式を行う江川卓氏(カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 有田工―滋賀学園(7日・甲子園)

 甲子園が開幕し、有田工(佐賀)と滋賀学園の開幕戦の始球式を江川卓氏が務めた。現役時代をほうふつとさせるワインドアップから投じられた1球は、伝家の宝刀・カーブのような軌道を描き、惜しくもワンバウンドとなったが、“怪物”が100周年を迎えた甲子園に集ったファンをを再び沸かせた。

 作新学院(栃木)時代は公式戦で無安打無得点を9度、完全試合を2度達成。73年センバツでは1大会通算最多60奪三振を記録するなど「怪物」と呼ばれた。この日は大役を務め、「(甲子園は)僕のイメージは春と夏にだけ、本当にパッと現れる幻の球場なので。そこで投げさせていただけることはもうないと思ってましたから、それを実現させていただいたので、こんなにうれしいことはないです」と感慨を込めた。

 節目の100周年で思い出のマウンドへ。「肩を痛めているので」と事前の練習はせずに、“ぶっつけ本番”で臨んだ。ストライク投球とはならず、「ちょっと残念なのが届かなかったこと。これがやっぱり50年間という時間だと思いますけども。多分、自分個人としては年齢的にギリギリですよ。カーブに見えるでしょうが、あれが今のストレート。全力のストレートです!」と話し、報道陣の笑いを誘った。

 始球式直前のマウンド上では、バックスクリーンに映し出された当時の映像を見つめた。「懐かしく思いました。あの時、夏すごくバテてたなというのを思い出した。でも相手の銚子商業は素晴らしいチームだったんで、自分の中ですごくいい思い出があるんですね。負けたんですけど、いい思い出がある。今日は始球式の時に両チームの投手の方と、捕手の方と打者の方とお話できたんですけど、『ぜひいい思い出を作ってくださいね』と。負けても勝ってもいい思い出を作ってもらいたいと思います」とし、球児にエールを送った。

 今大会は午前の部と夕方の部に分けて試合を行う「2部制」を初めて導入。さらに酷暑から選手を守るべく、7イニング制も検討されているが、江川氏は「これは8、9回面白いよとおっしゃってる監督さんもいるし、いろんな監督さん、現場の方の声を聞かないと、まだ結論を出すのが早いなと。いろんな方の意見を聞いて、監督さんと選手の声を聞いて、またコメントはした方がいいかなと。今日の時点ではちょっと早いかなと思ってます」と、言うにとどめた。

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