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【甲子園】有田工が滋賀学園に開幕戦で敗れる エース石永が残したもの

スポーツ報知 / 2024年8月7日 16時19分

有田工・石永煌希(カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 有田工6―10滋賀学園(7日・甲子園)

 2年ぶり3度目の出場となる有田工が滋賀学園との開幕戦に臨み、6―10で敗れた。エース左腕・石永煌希(3年)は8回途中7失点で降板。無死満塁でマウンドに上がった2番手の1年生左腕・田中来空(らいく)が逆転を許した。試合を通して7失策と自慢の守備からリズムを作れなかった。

 石永は敗退が決まった瞬間、両手で顔を覆った。「自分がふがいないピッチングをして、チームに悪い流れを。それが一番負けにつながった」と涙を流した。

 初回、先頭打者から四球を与え3失点。そこから7回までは4失点と粘ったが、体がもたなかった。「肘が痛かった。全力を尽くして投げたけど、思うように結果が出なかった」。梅崎信司監督(44)も「石永が県大会と比べたら全然調子が悪くて。なんとかいけるところまでと思ってたんですけど。非常に苦しいマウンドになってしまいました」と振り返った。

 有終の美を飾ることはできなかったが、石永が見せた成長過程を後輩は見ていた。2年生部員の岡崎優は「(ダイヤモンドを大きく20周)毎日練習後にずっと走っていて。ピッチングもよくなって夏もちゃんと抑えてくれて」と明かした。指揮官も「(昨年は)あいつの乱調で負けた。我慢強くなった」と評価。前田壮梧遊撃手(3年)は「夏に向けて一番成長した選手。頼りにしていました」と太鼓判を押す。

 この日登板した1年生の田中も「技術の面で自分が困ってる時に優しく教えてくれた。エースの石永さんを超えれるような、こんな全国でも戦えるようなピッチャーになりたい」と尊敬のまなざしを向けた。

 スタメン9人のうち5人が2年生。「今までも後輩にたくさん助けてもらった。秋大(秋季大会)、次の春の大会(春季大会)は絶対勝てると思う。期待しています」と石永はエールを送った。

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