【巨人】５０メートル５秒９、育成３位の韋駄天が公式戦初安打 ２点二塁打で大勝に貢献…２軍ヤクルト戦

イースタン・ヤクルト戦の８回１死一、二塁で中堅へ公式戦初安打となる２点適時二塁打を放った巨人・宇都宮

◆イースタン・リーグ　ヤクルト２―１０巨人（７日・戸田）

　巨人の育成ドラフト３位・宇都宮葵星（きさら）内野手が、公式戦初安打をタイムリーで飾った。

　イースタン・ヤクルト戦に７回の守備から途中出場。８回１死一、二塁の好機で相手の３番手・宮川に対すると、初球の外角寄りの直球を捉えてセンターへ。スライディングキャッチを試みた中堅手が後逸する間に二塁に到達し、外野から本塁への送球間に三塁へ進塁。２軍での初安打が２点適時二塁打となった。

　試合後は「２軍に上がる時に、古城さん（３軍打撃コーチ）から『いつも通りに逆方向を狙っていけばいいから』と言っていただいた。その意識がああいう打席につながったと思う」と感謝し、「最近は低めの変化球への対応が悪くなってきているので、もう一回見つめ直して、一から練習していきたい」と反省も忘れなかった。

　宇都宮は５０メートル走５秒９の快足を武器に、四国ＩＬ愛媛からプロ入りした韋駄天（いだてん）。３軍では５４試合に出場して打率３割１分３厘、２４打点と結果を残し、３軍からの推薦で６日からのイースタン・ヤクルト３連戦への参加を勝ち取っていた。

　◇宇都宮　葵星（うつのみや・きさら）２００４年６月２３日、愛媛・松山市生まれ。２０歳。小学４年時から椿ジャビッツで野球を始め、余土中では軟式野球部。松山工では１年秋からベンチ入り。甲子園出場なし。２３年四国ＩＬ愛媛入団。遠投１０５メートル。特技はサッカー。１７６センチ、６６キロ。右投左打。背番号００７。