【甲子園】滋賀学園がアルプス席で“ノリノリダンス” 最前列で踊った前川大翔「実業団にも負けない」

伝統のお守りを首から下げ、応援する滋賀学園・前川大翔

◆第１０６回全国高校野球選手権大会第１日　▽１回戦　滋賀学園１０―６有田工（７日・甲子園）

　滋賀学園が有田工を下し、２回戦に駒を進めた。

　アルプス席では、惜しくもメンバー入りを逃した部員たちが、同校伝統の応援“ノリノリダンス”でナインを鼓舞。「ご飯をおいしく食べることが特技」と話すムードメーカーの前川大翔内野手（３年）は、最前列で応援団をまとめた。

　誰よりも大きな声を張り上げる前川は「そこだけはもう、誇りを持ってやってます」と断言。「どこにも負けない。誰にも負けない。実業団にも負けないです」と、自軍の応援には絶対的な自信を持つ。

　特にお気に入りの曲は「三代目　Ｊ　ＳＯＵＬ　ＢＲＯＴＨＥＲＳ　ｆｒｏｍ　ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥ」の代表曲「Ｒ・Ｙ・Ｕ・Ｓ・Ｅ・Ｉ」。吹奏楽部にジャズオーケストラ部、さらには友情応援で駆けつけた彦根東の吹奏楽部が一斉に奏でる“美爆音”に身を任せ、大きな体を揺らし続けた。

　応援が確実にナインへと届き、チームは鮮やかに逆転勝利。前川は「まあ正直、自分たちのおかげと言っても過言ではないほど頑張っている」と、“ドヤ顔”を見せた。

　「自分たちはそんなに強くない代なので、一戦必勝で頑張ってほしい」と盛り上げ隊長。まだまだ続く最後の夏を、全力で楽しむつもりだ。